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Posted by naturum at

2010年05月26日

それにしてもこのイカ、ノリノリである(5月上旬の釣行記)

“そうだ、ヤリに行こう!”


ヤリに行こう」

だなんて、

犯りに行こう」

って聞こえるかもしれないなぁ犯罪者じゃないよいやだなぁそんな疑いの眼で見ないでくださいよ自分、久々のテル某です。
なんだか、微妙な更新期間が空いていますが、それなりに釣行には行っているんですよ。
でも何となく書くことも無いというか、

 →釣りに行った
 →そこそこ釣果が出た or 全くダメだった
 →家に帰って食べた
 →美味しかった。(まる)


みたいな釣行記って、書いていて面白くも何ともないので、なんとなく敬遠しがちになっている……というかこのブログ、自己満足以外の何物でもないんだなという事を再認識した次第でありますよ。


というわけで表題の通り、久々に「ノリノリ」だったヤリイカ釣行記です。
ここの所、微妙な釣果ばかりの釣行だったので、ひとまず安心……じゃなくて、それなりにキーボード叩く指が軽やかなのですよ。
これがね、まったくボウズだったり、もう気分がダークサイドに(以下愚痴になるので略)


◆そろそろヤリイカも終わりかなぁ…
洲崎沖や白浜沖、犬吠埼沖にも釣果が随分と出るようになってきたゴールデンウィーク明け。さてどういった釣りに行こうかと考えていた所に、今シーズンの釣り納めとばかりにパラソルゲットに行ってきました。
そういえばヤリイカに釣りに行ったのって、前回何時だったっけ???
…1年前の3月の終わりに川下港の下道丸さんに釣行してから最後、行ってなかったんだなぁ。今気付きました。
その下道丸さんが営業を辞めてしまって、いまその船体は亜美丸さんになって、その亜美丸さんは乙浜に遷って。下道丸さんは南房で初めての船宿さんだったし、季節ごと位に足を運んでいたから、営業辞めてしまってちょっと残念。

それはさておき、南房ではもうイサキが始まっていて、ヤリで出船する船宿さんはどこも一杯。どうしようかと思って調べていたら、乙浜の隣の白間津の松大丸さんがヤリ出船するとの事。
急いで電話掛けてみるとまだOK、自分1名で予約して、すぐに準備。ちなみに松大丸さんでは電話時に席を決めてしまうので、朝早く行く必要が無いので、かなり助かります。
(でも毎回ギリギリで行くのはやめた方がいいぞ by心の声)


◆白間津へ
さて、白浜回りで行くか、それとも千倉回りで行くか、白間津は微妙な所です。乙浜は白浜経由のほうが断然速いけれども、白間津は乙浜の隣で大して離れていないとはいえ、地図で見てみると微妙な感じ。
なので、とりあえずは館山の南総文化ホール前交差点、即ちR127終点を左折せずにそのまま内房線を陸橋で超えて、県道188を千倉方面へ。グリーンラインが開通して、この道の交通量が増えるかもしれませんが、とりあえずはこの道の所要時間をチェックがてら安全運転。
ちなみにグリーンラインを使った場合にはアップダウンが激しすぎるので、信号が無いことを差し引いても、今の自分の車には負担が大きすぎる(というか荷室が酷いことになる)ので、しばらくは帰路以外では使うことな無いと思う。
千倉から千田を通って白間津へ。館山の交差点からの所要時間は早朝で約30分。まぁこんなもんかな。
それにしても白間津にしろ乙浜にしろ、本当に千葉の端っこだなぁと、今しみじみと思ってたりする。

白間津港は小さい港なので、駐車場から船着き場までは軽トラで船長が運んでくれます。丁度、満員になった後だったのでえっこらえっこら歩いていたら船長が車返してきたので乗っけていって貰う。ああ楽ちんだ。
とりあえずキーパーセットして、仕掛準備して、乗船名簿書いて、いざ出港。この小さい港で上手くぐるりと回って千倉大橋の下をくぐり、一路白浜沖へ。


◆所要時間30分でポイントへ

沖は少し煙っていて、陸の様子があまりわからない。多分白浜沖だと思うけど…。一応GPS携帯持っているから場所をチェック出来るけど、まぁそれはいいや。しばらくぐるぐると回って、第1投目。レンタルしたイカヅノ投入器からババババッとツノが飛び出していく。う~ん、この様子はいつも好きである。
水深は180mくらいからだったかな? 少し深めだった様な気がするが、とりあえず着底してひとシャクリ。ゆっくりとシャクリ上げ、止め、シャクリ上げ、止め、を繰り返す。
う~ん、アタリは無い様だが…さてさて。ちなみに自分の竿はいつも中深場で使っている240の150号竿。なので、ヤリイカ用ロッドとは違って、結構パワフル、しかも7:3調子なので、繊細な穂先を持っているわけでもない。まぁスルメ直結用に購入した様なものだから、とりあえずは良いだろう。
それはそうと、アタリ無しで船長から「上げてください、移動します~」のアナウンス。
その位置から洲崎方面(西)へ10分ほど走ると船団あり。どうやらこの辺りに反応が濃く出ているらしい。ぐるっと1回りして投入の合図。さて、どうかなとまずは着底してシャクリ。ひとシャクリして止め、シャクリ上げるとズシン。
お、乗ったよさすがに群れが濃いだけあるなぁと思いつつ、低速で巻き続ける。直結と違い、多少止めてもバレにくいけど、それでもバレには気を付けつつ、20mほど手で巻き上げてからスイッチON。さてさて、とりあえず一杯ゲットしておきたいがと上がってくればとりあえずの一杯。多点はさすがに無いか。
仕掛をチェックして、ツノを投入器にセットして、2投目。船中でイカが上がり続けているので期待できる。
今度は落とし込みから誘ってみる。船長の指示タナから20mくらい上で一度止めて、3m~5m単位で落とし込んでいく。仕掛が止まってふわりとツノが揺れた時が一番乗るんじゃないかと思うのだが…。案の定、活性が高いらしく、イカが「受け」て乗っていく。仕掛が落ちなくなったので巻き上げに入る。上を向いていたツノが、今度は上に向かうので下に向かうこのとき、何杯か抜ける可能性があるが、それは仕方ない。ぐいっとツノが食い込む事をイメージしてイカを引っ張り上げる。
イカのジェットの度にバットまで曲がる竿、まるでスルメを掛けた時みたいである。1杯目も大きいヤリだったので、今回も期待出来そうだ。
カウンターが20を切ってくるとヤリが暴れ出す。この時が一番気を遣うんだよなぁ。手持ちからキーパーにセットし、電動丸が巻きをゆっくり止める時に竿を持ち上げて、道糸を掴み、糸を下げないようにして竿を下ろし、仕掛をキーパーに引っかけて、両手を使って抜き上げにかかる。まずは1杯目、でかい。そしてもう一杯。とりあえず一荷でパラソル級をゲット!
船長が窓から顔を出して「何時乗らなくなるかもしれないから写真撮らせて」との事でしっかりパチリ。自分写真写り悪いからなぁ。


◆その後も多点掛けが続き…
うん、多点掛けが続くんですが、どうも数が伸びない。
サバが殆どおらず、落とせばほぼ必ず乗るのだけれども、どうも1杯、2杯程度。ただでさえ手返しが悪いし、バラシが多いのに、多点で掛けられないとなるともうどうしようもない。
潮回りをした時に聞いたのは最後は4点掛けだったよとの事。仕掛を見てみると、やはりエダスがヨレている。それと結構ぐるぐると仕掛が巻き付いている。あと、手前祭りを繰り返しているから、ツノが抜けている所もある。
なので新品に替えるのだが、それでもやはり仕掛のヨレは取れないし、幹糸にぐるぐると巻き付いていく。
こうなるとイカは抱かないというか、少なくとも乗りにくいだろう。

最後のほうで聞いてみると、なんと幹枝両方とも7号で組んでいるとの事。市販の仕掛ではあり得ない(苦笑)
それでも10本針の6点掛け、ご立派であります。

まぁ今日は極端な例だけれども、乗る日には太い幹糸、枝スでも行けると言うことなのでしょう。
そういえばメダイもちょくちょく掛かっていたっけ。これだけ太ければカンナが伸びなければキャッチできるわ。

◆結果は…
というわけでスルメ一杯含めての34杯。
終わりの頃にはサバがダバダバと付いてきたり、船団がバラけて=群れが散ってしまっていたりで、数を伸ばせなかったのですが、それは言い訳ですね。
オマツリは少なめだったので、あとは手返しとバラシの差かも。一応市販の7本、8本ヅノを使っていたから、10本の人との差はあまり無かったと思うけど、それにしても多点が出来ないというか、どうすれば多点で掛けられるのか、取り込みで差が付いたのか…それともアタリの取り方で乗りが変わるのか、それともシャクリのパターンが悪かったのか、考えられるところは色々あるけれども、とりあえず次回の課題としよう。

それにしても早速捌いて食べたけれども、小さい雌のヤリイカって、卵入りのままいろいろと調理出来るんだなぁ…、たしか4杯くらいいたけどそのまま捨ててしまったから、かなり惜しかったかも。

次回は電動スルメ直結か、それともスルメ&ヤリかもしれないけれども、とりあえずツノ投入器とマット、自前で組んだ仕掛の用意は怠らない様にしておこうと思います。


パラソル級って、こんなにでかいんですよね~!



でもヤリイカは大きくても甘くて柔らかくて美味なのであります。
写真は刺身盛り合わせ。エンペラがうめ~☆ ほかにイカそうめんも作りました。本当は鹿の子包丁でも入れてみたかったんですが…要精進です。



ちなみに今回はトンビも取っておきました。串に刺して干物 or そのまま炙るのも美味いです。
ヤリの歯はスルメほど硬くないので、炙るとボリボリ食べられます。


  


Posted by テル某 at 22:07Comments(0)沖釣り

2010年04月03日

【始まったぜ】ラバージグで釣るホウボウ! (3/20釣行記)

“まだかなまだかな~”
“銚子沖のホウボウまだかな~~♪”

(by学研のおばちゃんのテーマで)

まだかまだかと待っていました。
昨年の2月にホウボウ釣りに行って、以来ずっと待っていました。
1月頃にドッと釣れた時があって、シーズンインまで少しという時から、どうも天候やら安定せず、群れも安定していなかったホウボウでしたが、いよいよ本格的に出船が開始されてきましたね。

というわけで、3月の3連休のどれかに行こうと思っていたのですが、20日の土曜日は南房に行く予定。21か22日にしようと考えていたところ、例の大嵐に見舞われてしまい、20日の土曜日は南房総はすべて出船中止。
それならばとばかりに波崎の征海丸さんに電話を入れ、翌朝のホウボウ船に飛び乗っていました。
そんなホウボウの釣行記です。


◆征海丸さん初釣行
そういえば、行こうと思う度に中止になっていた征海丸さんの乗船、実は今回初めてだったりします。
イナダやらワラサやらが釣れている時には、大抵房総でも釣れている釣りモノがあるので、「波崎でないと釣れない釣りモノ」が無いと敢えて足を伸ばす理由が無いというのが理由かもしれません。

そんなこんなで高速をすっ飛ばし、潮来経由で波崎へ。船に明かりが灯ったのを確認して着替えて船へ。もう釣り座はどこでも良いッス。ホウボウは片舷流しだから、人が多くない限りは問題ないですよ。

あれ、乗船料って¥11,000.-になっていたのね。てっきりホウボウ船は比較的近場だから、¥10,000.-かと思ってたヨ?
加えて、乗り込んだは良いけど、船のトラブルとかでサワラ船に移乗しての1隻出し。おいおい、ジギングの人がすんげぇ迷惑そうにしてるのが痛い!!


◆一路飯岡沖へ
さすがに波崎から飯岡沖へは結構かかる。前回の庄栄丸さんでの釣行で学習済み。
しかし………相変わらず揺れるなぁ……。うっぷ……寝不足かぁ……。
一応酔い止めは飲んできたんですが、どうもこの独特のうねりは自分の三半規管に直撃するみたいです。
そんなこんなで約1時間の航走の後、第1投目の投入となりました。

とりあえず、今回はラバージギング用のタックルと、普通のジギング用(緩い方)の2本を持ってきました。結局、ジギングは2~3投しかしませんでした。
濁りが出ているみたいなので、カラーはアピールカラーの白ピンク、炎月十六夜の80グラム。このタイラバは元々でかく作ってあるので、アピール度は満点のはず。

糸を送り、着底を取ると28mほど。底を切ってゆっくりと巻き、10巻き(8mくらい?)でクラッチを切って再び底を取る、この繰り返し。
隣で早速上がったのは45cmほどの良サイズ。なんというか、このサイズが今日のアベレージになってしまいました。

どうもアタリが少ないので、巻き上げの回数を減らし、底付近でパタパタと動かして、ゆっくりと聴き上げ。その位置からゆっくりと降ろしていき、再び底付近でパタパタと動かす。
どうやらこれがアタリだったらしく、底付近にステイさせたときに『モソモソ…クン』というアタリに巻きアワセ。バットまでしっかり曲がるロッド、よし掛かった!
さすがに底棲の魚だけあって、首を振って暴れまくる。なんという重量感、これだよ、やっぱルアーで釣る釣りっていうのは、ダイレクトに魚との遣り取りが楽しめる、これだよなぁ~と思いつつまずは1匹目ゲット! 45cm弱の良いサイズ。しかも腹がパンパンにふくらんでいて、抱卵してるんだろうな。


◆あれれ……すっぽ抜けるヨ??
しかしそれからはどうも「抜ける」事が多い。底付近での小さい動きと落とし込みで、着底で喰ってくるパターンは在る程度掴んだけれども、その後の掛ける事が上手く行かない。何故だ???
なんとなく判ってきたのは、大きいラバーだと、ホウボウがタイラバのオモリ部分を囓るという事。鯛は落ちて来る最中、もしくは巻き上がっていくラバを追いかけ、スカートを囓っていくのだが、ホウボウは口を開けてどうやら齧り付くらしい。なので、肝心のフックが口横に掛からない様だ。
一応、掛かる事は掛かるが、バラシが多く、何本か抜けてしまっていた。

そこで、船中でポンポンと上げている人が使っているのが「インチク」だという情報が入る。なるほど、インチクならタコベイトに食い付けばきちんとフッキング出来る。

早速、インチクに替えてみて、しばらくアクションさせ方を探ってみる。
リフト・フォール、ワンピッチ・ジャーク、ただ巻き、色々試してみたけれども、やっぱり鯛ラバと同じく、底付近でのステイが一番喰わせやすいという結論に至る。
アタリが無いのは元々魚が居ないという事と割り切り、とにかく待ちの釣り。そして群れている場所に入ると、パタパタっと船中上がって来るのだ。

あとはもう、ひたすら底でホウボウを「寄せ」て、「アタリ」を取って、「しっかり掛ける」事を考えてやっていく。


◆リザルトは??
最初2本上げてからは後は全てインチクでの釣果。もっと早くインチクに替えていればツ抜け出来ていたのにと思うのだが、ちっちゃなホウボウが1匹スレで掛かってきたが、それを含めて9本でした。外道は一切なし!
というわけで、またまたツ抜け出来ずとちょいと残念。

でもまぁ、とにかく美味しい魚だし、それに何よりこんなにでっかい個体ばかり。一家で食べるには十分だ。


腹がパンパンでとにかく重い大きいカッコイイ、そしてウマーーーーーー


20本近く釣れていたら干物にしようかと思っていたけど、それは次回の釣行の課題としよう(笑)


……そういえば鹿島のカレイが調子良さそうなんだよなぁ~と浮気しそうなテル某でした!
  


Posted by テル某 at 18:34Comments(0)沖釣り

2009年12月30日

沖釣りシリーズ!直結スルメイカ(12月の寒い日)

“寒い季節だがスルメが熱い!”

有給が取れた。
ここの所、仕事の忙しさにどうしても釣りに行く気力が湧かなかったテル某。
ようやく「よっしゃ、いっちょ行ってみるべ!」という感じになってきたので、釣果が出ている釣りモノ行ってみようと思いました。普段だったら迷わずジギング船に乗る自分ですが、ここのところ大原も白浜も潮の具合が宜しくないらしいし、しばらく配れるほどの釣果に恵まれていない事もあり、良い釣果(食材?)を期待して、一路房総へと足を向けたのでした。

今回行った船宿さんは、太海港から出ている「聡丸」さん。
今年は11月頃から黒潮が千倉~勝浦辺りまで直接ブチ当たっていて、22度くらいで非常に安定していて、しかも沿岸部では沖と違い、潮の流れが早い程度で丁度良いときたもんだ。聡丸さんでは「寒イサキではないイサキ」が12月に釣れまくっているという事態が続いていました。
しかし黒潮が13日頃から離れはじめ、イサキももう終わり。房総ではクロムツに替わってキンメの季節にようやくなりつつあります。上空には冬将軍が来ていても、潮回りは夏真っ盛りだったという不思議。
秋の釣りモノをすっ飛ばして、さてどうなるかと思いきや、ヤリ(洲崎~白浜)&スルメ(鴨川~勝浦沖)が絶好調!
ヤリはまだまだ続くだろうけど、スルメはいる時に釣っておかないとと思っていましたが、同船された方に聞いてみると2月くらいまでスルメは釣れるらしいですね。

さ~て、配るくらいに釣れたら良いな(笑)


◆電動直結<part.2>
電動直結での釣りは、本格的には2度目です。前回は釣行記にも載せた洲崎早川丸さん。
江見吉浦港・渡辺丸さんの時、クロムツ→アカムツリレー釣でスルメを狙った(ポイントが一緒)んですが、乗りが悪く、型を見た程度でした。

朝5時前に現地到着し、着替えて受け付けを済ませて、台車に道具一式を乗せて船着き場までえっこらえっこら。まだ暗いから足下注意しないとね。
支度を済ませるとすぐに出船。現場までは30分くらいだったかな? ここの所の冬型の北風が寒いけど、海の上は直接風に晒されない限り、結構暖かく感じる。水温は20度そこそこあるから、冷たいのは風だけなんだろうな。


ポイントに到着すると東の空が一気に明るくなる。おお、さすがにぴったりだねと思いつつ、投入開始の合図。
まずは7本の直結で開始。ツノが放物線を描いて飛んでいき、底へ向かって一直線に落ちていく。150m位から少しずつ「降ろし誘い」を繰り返していく。乗りが良い時はこの時に「受ける」のだがさて。一投目なので一応底を取って、そこから大きく一回シャクリ、巻き上げ開始。最初は腕でシャクってやるぜ!

スルメイカの乗りは「重い」。ズシンと竿をしならせるのでそれとすぐ判る。
しかし、乗りを感じても最初の数投ではすべてスカ。上がってくると空になっているのだが、一体これは???
それを見かねた船長、あれこれとアドバイスをして下さる。なるほど~、そういう事なのか~。
ようやく一杯だけだがゲット。さて、ペースを上げていきますか!
ちなみに、その時までに他の方々はガンガン上げていたりする。俺ダメダメじゃん!?


◆今回は乗りが良いのだが、そういう時こそ仕掛の捌き方で大きな差が付くのだ

乗りが良い時、釣果を分けるのは何だろう? 手返しを良くする事、そして直結での一番の難関である「取り込み」をスムーズに行う事、特にこの取り込みがやはりネックだった。
前回の早川丸さんの時にはぽつりぽつりの乗りだったから、あまり取り込みでミスる事は無かったのだが、今回はかなりミスが多かった。船縁でおさらばしたイカは数知れず。

船長のアドバイスで、途中から中オモリを付けたのだが、このオモリを船内に入れる事から取り込みは始まる。そして、この中オモリを入れる時が、テル某にとっての最大の難関だった。
というのも、毎度巻き上げの度にカウンターの表示が変わる(殴)
ドラグが滑っているのだろうと途中からドラグをぎっちり締め込んで、多少は良くなったが、いったいコレはどういう事なんだろうか? 最後はカウンターと道糸のマーカーであと3mを判断して、巻き取りが止まる前に竿先を上げて、中オモリをキャッチ→竿先を降ろしながら中オモリを船内へ入れつつ、仕掛をゆっくりとたぐり上げる…。
この流れがどうもちぐはぐで、最後まで上手く行かなかった。次回までの課題かなぁ…。


◆仕掛を替えたら…
途中、絡まった時に仕掛を替えてみた。
そしたら途端に乗りが良くなった(笑)
いや、本当に乗り乗りになって、普通に2点3点掛けで上がってくる様になった。
これならもっと早くに仕掛替えておけば良かったと思っても後の祭り。失われたイカ達は帰っては来ないのだった。

そんな具合で新しい仕掛でようやく調子が出てきた時、イカに仕掛を囓られてオモリをロスト。イカだけは上がってきたから良いけど、こういう事があるんだとびっくり。特にスルメは獰猛で、歯の凄さは同じ桶のイカに噛みつく事を見ても良くわかる。
でもイカの触腕が張り付いた手の甲が傷だらけになっているのに、一日経ってから気付いたよ。触腕にもなんかトゲみたいなモノがあるのかね??

とりあえず、最後の方で3杯、4杯、5杯とペースがアップしていって、8本ヅノの5杯掛けが今回の最高でした。次回は仕掛をもう少し用意しておこうかな???


◆3杯以上付くと…重い!
ヤリと違って、この時期のスルメはとにかく重い。
棚の上から少しずつ落としていって、止まった位置から少し下げて、大きくシャクるとズシンと根掛かりの様に動かなくなる。多分、掛かってしまって得意のジェットで逃げようと踏ん張っているのだろう。
そんな時には、電動巻き上げをすぐにONにしても動かない。仕方ないので手巻きでゴリゴリとアシストしつつ、巻き上げを最速あたりまで持って行く。

ちなみに最初、バラシがやけに多かったのは、巻き上げスピードが遅かったからっぽいですね。
電動丸3000でのスピード表記は1~30・HIだけど、最初15(中速)あたりでやっていたのを28(最高速一歩手前)にしたら、バラシが激減。
さすがスルメイカ、足や身体の強さは並じゃねぇぜ。まぁだから硬いし、美味しさでは他のイカに劣ると言われるんだろうなぁ。

この重さは取り込みの時にも影響を与えるわけで、最初素手で取り込みをしていたんですが、船長の言うとおり、指サックなり、若船長の様にゴム手袋を使えば仕掛で滑る事もなく、スムーズに取り込みが出来る事に気付いたのがずいぶん後。
これで多分10杯はロストしていたに違いない…。


そんなこんなである程度『直結仕掛でのスルメ釣り』の何たるかが判った釣行でした。

ちなみに、沖干しスルメも、そのままスルメも配ったんですが、美味しかったみたいで何よりでした。
しかし寒風の下で完全に干物にしたスルメは……固すぎました(苦笑)



そして、秘密兵器の出番<イカ待て次号>
  


Posted by テル某 at 01:37Comments(0)沖釣り

2009年09月06日

沖釣り初挑戦シリーズ・第?弾!スルメイカ釣り(8月の暑い日)

“すいません、画像はどっかへ逝ってしまわれました”

ども、テル某です。
夏といえばムギイカ、特に鹿島沖の夜ムギは熱い日中から解放されて、イカ漁用のでかいライトで海面を照らし、上がってきたイカを束数で釣るモノですが、それとは違って南房総でのスルメイカ釣りです。

スルメイカ、大抵相模湾あたりでムギイカ釣りとしてGW開け~梅雨入りあたりから始まり、梅雨明け頃には東京湾口でも釣れ始め、8月には洲崎沖~白浜沖~千倉沖と移動していくのはヤリイカと同じですね。
そんなこんなで、夏といえばスルメイカ釣りくらいしか沖釣りで狙うモノが無いという事情もありますが、一回行ってみようと、今年から洲崎の早川丸さんでもスルメ乗合を始めたと聞き、行ってきました。
本当は夏タチウオに行ってみたかったんですけど、今年は一時期盛り上がって一気に姿を消したタチウオ。冬にでも行ってみるかな? 目指せ指5本サイズ~。


◆スルメイカの直結仕掛
電話にて予約を入れた後、早速釣具屋で「直結仕掛・18cm」を購入。針は8本~10本くらい。高いのから安いのまで様々ですが、とりあえず予備を含め4セット購入。ヤリ&スルメ用の14cmブランコも以前購入していたので、とりあえずのヤリ用ブランコ11cmも予備に持って行こう。
オモリは150号(だったと思う)。リールはおなじみ旧電動丸1000番。多点掛けで巻き上げが止まってしまったら、根性で手巻きしてやるぜ! まぁ、普段ジギングやってるから、体力的には問題なし……だよな??

それはさておき直結仕掛、ブランコの様に動かないので「上方向へ」テンション、もしくは速度(巻き上げ)が無いと、結構簡単に外れてしまう。まぁ、仕掛を見れば一目瞭然だけど。
で、実釣の時忘れていたけど、直結の時には中オモリを付けること。これがないと仕掛を左右に動かすことが出来ないからね。仕掛の弛みも少なくなるし、弛みが無くなる分、バラシも減るのだろう。
今回、かなりの数をバラシたのは、中オモリが無かったからに違いない、うん、そういうことにしておこう……。


◆洲崎沖から探索
出船すると一路沖へ。でもさすがに洲崎にある船宿さん、ポイントまであっと言う間である。
投入機にはブランコと逆に、逆さま(ツノを上)にしてツノを入れておく。GOサインと共におりゃっ! とオモリを遠くへと投げ入れる。ツノが放物線を描きながらオモリを追っていく。この瞬間、本当にドキドキする。水泳の飛び込みみたいで結構好きである(テル某は水泳をやっていた)。

それはさておき、ガイド抵抗を出来るだけ少なくするために、竿を逆に立てて、少しでも早く着底させるようにする。
着底と同時にクラッチを戻し、大きくひとシャクリ。ブランコの場合は「受ける」、つまり落ちていくツノに抱きついて、落下が遅くなっていくのだが、直結は上方向に力を加えた時、動いている時に「掛ける」。
活性が高ければこの瞬間に「ズシン!」と乗るのだが――これはエギングも同じですね――今回はスカ。あとは電動シャクリしていくなり、テル某の様に体力が余っていて、かつ内臓脂肪がカワハギの肝並な人間はひたすらジギングの様にワンピッチ・ジャークをひたすら繰り返すのもアリだろう。


◆シャクリ? ジャーク?
シマノ1000番の巻き取り量はあまり大きくない。まぁ基本手巻きしない電動だし。陽が昇り、徐々に気温が上がりつつある洲崎沖。今日も暑くなりそうだ。
そんな中、ひたすら30mほどシャクリ上げ、20mほど巻き上げた後、また落とし込んでまたシャクリ。
隣や後ろでは電動シャクリを行っている人が多いが、とにかくシャクリまくるテル某。
150号のオモリを乗せているのに、あんまり重いとは感じない。普段は200g(60号くらい)のジグでもめっさ重く感じるのに。

そんな事をつらつらと考えシャクっていると「ズシン」と竿先に重み、乗った!
巻き上げをONにして、キーパーに置き、追い乗りを狙う。直結で掛かった時、下方向に1cmも下げる事無く、上手くシャクリ上げ続けられれば良いのだが……。だから電動シャクリは良いのだろうな。

中速で巻き上げ続けて、ようやく上がってくる。ここでも注意が必要だ。ガクンと止まるとテンションが抜け、イカが外れてしまうからだ。
テンションが抜けないように竿先を上げつつ仕掛を掴み、そのままひたすら止めずに仕掛をたぐり上げ続けるのだ。

もちろん、テル某は直結初めてである。だが、インターネットで「スルメ 直結 動画」検索し、上手い人の仕掛の捌き方を参考に、イメージトレーニングを行ってきた。実釣はしていないが、(イメージ)トレーニング時間は充分だ!(おいおい)

そして1杯目、ゲットだぜ!
初直結でもまぁなんとかなるもんだ。
あとは手返しとバラシ防止をどう行っていくか、だな。


◆白浜沖へ
洲崎沖でしばらく反応を探したが、どうも乗りが悪いらしく、白浜沖へ。20分ほど走って、他の船が集まっている場所へと到着。
でもシャクっている自分もそうだが、他船で仕掛をたぐり上げている人を見ても、多点掛けはほとんど無く、ゼロの時も結構あった。全体的に乗りが悪い日みたいだ。
そんな中、今日は中乗りをやってらっしゃる「げん」さんは、次々にイカを仕留めている、さすがだね! と思っていたら、船長に怒られてる。仕掛の捌き方が良くないらしい、スパルタじゃのぉ。

まぁ、自分もぽつりぽつりと拾い釣りをしているので、出来るだけ捌くスピードを速くして、とにかく一番で落とし込んで、手返し勝負だ!

そんなこんなで沖上がり時にはなんとか15枚+αくらいだったか上げました。もうちっと釣れたらなぁ…。
帰路、同船の方と話をしていたのですが、ブランコはやっぱりサバに邪魔されて、底を取っても巻き上げ中に更に邪魔されて仕掛全滅だったそうです。


◆これが楽しみ☆沖干し&沖漬け
今回は沖漬け用のタッパーと、沖干し用の竹串(大と中)を持ってきた。
出汁は適当に出来合いのモノを使用。でも濃いめが良いのが判ったので、次回は醤油とみりんと日本酒と鷹の爪で自作していこうと思う。
沖干しは中乗りのげんさんが干し始めていたので、それを参考に見様見真似でやってみる。ハサミでざくざくとワタとって軟骨取って、眼と口取って、頭部とゲソが胴と離れない用に捌く。あとは串を刺してヒモに掛けておくだけ。移動時間や電動巻き上げ中にちょいちょいっとやっておくと時間の節約になる。

今回は小さいイカは沖漬けに。大きめのものは沖干しに。最後に上げたものはそのままクーラーへ。
全部で沖干し7枚でした。……でしたが、クーラー内に入れておいたら濡れてしまい、せっかくの沖干しが普通のイカ干しになってしまいました。
干したイカが水を吸うと、酷いことになります、痛い教訓でした。

沖漬けは……食べてません。そのまま出汁を漬け替えて冷凍しておいたのですが、いつの間にか家族に消費されておりました。


そんなこんなで初のスルメ直結釣り、見様見真似の割にそこそこ出来た、俺ってば結構出来る子??
仕掛もまだ綺麗なモノなので、キラキラチューンでも行って、またイカを攻略してやろうと思います。

次回は沖干しが濡れない様に気を付けます(苦笑)  続きを読む


Posted by テル某 at 01:32Comments(0)沖釣り

2009年04月16日

鹿島沖カレイ(沖釣り初挑戦シリーズ第11弾☆)


“鹿島リベンジなるか!?”

3月某日、T氏よりお誘いを受けた。
鹿島でのカレイですけど…」
逝きます!!!
逝ってどうする! しかもまた即答かよ!?
丁度、シマノTVで永井さんの出ている番組を見たばっかりだったテル某、既にやる気まんまん(死語)である。

というわけで、一度も使ったことが無かった鯛ラバタックルを流用し、PE2号を巻いた両軸を組み合わせ、当日を迎えたのだった。


◆TICA WAVELET TACTICA S
随分前より鯛ラバ釣行計画を立てている(現在進行形)んですが、とりあえずあちこちの釣具屋を回ってみて、最初の1本目に決定したのがこの「TICA WAVELET TACTICA S TJ-602S」。80〜150gを背負えるモノなので、40号のオモリでも充分。バットのパワーもしっかりあって、穂先は結構感度が良いモノでした。
しかも結構軽く(本体115g)、近頃流行りの「ライトタックルゲーム」にも使えそうだという事で選びました。
鯛ラバのみに使うのだったら、GAME炎月を選んだかもしれないけど、あれもこれもと買えない自分には、出来る限りの汎用性を持ったモノをチョイスしたい。
とりあえず、鯛ラバについては実際に行った時にまたレポートします。

あ、この竿選んだ理由に、グリップエンドが長めにとってある事、バットジョイントの2ピースである事も挙げておきます。ちなみに現在、実売は15000円前後です。


◆良い天候に恵まれました
鹿島港に着いてみると、自分が最後だった様子。餌はアオイソメ2パック。オモリと仕掛けは船宿で購入。
前日の釣果が結構良い感じだったので、今日も期待できるか〜〜〜??
ちなみに竿を3タックル用意。「やりすぎじゃね?」感バリバリでしたが、結局使わなかった。反省。

鹿島のカレイは、東京湾のそれと違って、とにかくひたすら小突き続けるというもの。
底を叩いて土煙を上げる事によって、好奇心の強いカレイが寄り、踊る餌をくわえ(前アタリ)て、呑み込む(本アタリ)様に待つのがこの釣りの醍醐味なのだ(そうな)。
ある意味、前アタリが出て、本アタリまできっちり喰い込ませるという意味では、ヒラメ釣りと同じだ。
竿とリールのセットをしながら、船は一路沖へ向かった。


◆鹿島沖、30m
20〜30分くらい走っただろうか? 他船が既に釣りを開始しているポイントへと到着。昨日も釣れたポイントだろうか。
アオイソメは2パックあるので(人によっては3パック)、とりあえず3本針に一匹ずつセット。青イソは真ん中あたりで分けて、下の柔らかい部分をハリスまでこき上げ。頭の固い部分をチョン掛けする事でストッパー代わりに。
「どうぞ」の言葉と共に軽く前に放る。やっぱり軽いタックルは良いなぁと思っている間に着底。流し方によって右へ左へと流れるので、マツらない様に注意しつつ、小突き開始。

………20分経過………

船中、ひと流し目に1枚目が早々に上がっていたが、活性は高くないらしい。
アタリは頻繁にあるわけでも無いらしく、アタリの無い時間が続いている。
ちなみに自分もアタリ無し組である。出来るだけ遠くに放って、広範囲に探る様にとしてはいるのだが、「アタリ自体が無い」状態では如何ともし難い。
昨日と比べているのだろう、無線からは「今日はだめだっぺぉ〜」の声が早くも飛び込んできている。船長達の、これはもはや口癖なのだろう。

流し替えては時折アタリ、一枚、また一枚と上がってくるのだが…。前アタリは? 本アタリまで待つのは?? カレイ釣りの醍醐味は???
むぅ、ダメっぽい。
仕方ないので竿を置き竿状態にして、鯛ラバやらインチクやら、ルアーロッドで適当に底をずるずる引いてくるテル某。
もはや釣れれば何でもいいや。


◆イシガレイとマコガレイ
船中で上がっているのはイシガレイが多い。マコガレイも上がっているみたいだが、やはり味はマコガレイに軍配が上がるらしい。
自分も昔、北風が吹き付ける木更津の沖堤で、30cm超のマコガレイを釣って、刺身で食べた事があるが、あれは美味だった。
カレイ=煮付けというイメージしかなかったが、あれで「白身は新鮮であれば何でも刺身に出来る」という事を学習した出来事だった様に思う。
それはさておき、潮回りをして、さぁ投入。軽くキャストして底を取り、小突き始めるが、船がバックし始めるとラインが船底のほうへ流されていく。ヤバイ、PE2号で船底の蛎殻とかフジツボとかに触れたら、結構簡単にぷっつり逝ってしまう!
少し腕を伸ばして底に触れない様に小突いていると、小さなアタリがと思った途端にグン、グン、グンと引き込まれる。
前アタリも無いまま一気に力強い魚信、呑み込んだのか?
150gまで背負える鯛ラバロッドのバットが曲がり、引き込みをいなしていく。グラス含有率の高いロッドなので、魚を掛けてから粘りのある点は良い感じだ。
等と愚にも付かない事を思いつつ、上がってくる魚体はカレイ。T氏にタモ入れして貰って、無事ゲット!
結構でかいマコガレイ、40cm以上はある。
こんなサイズ、東京湾で上がったら雑誌の表紙を飾るサイズなのに、1枚目がこいつとは幸先が良い。
……幸先が、良いのか??? 今日は渋い事は判ったけど、喰うときには喰うみたいなので、とにかくひたすら小突き続けるしかないみたいである。


◆そして、後半戦
T氏も1枚目を上げ、とりあえずオデコ組がいなくなってひと安心。
続かないアタリにやきもきしながらも、待望のアタリ……だが、このグン、グン、グンという引きは、先日の波崎でのアイツに違いない。
上がってきたのは予想通り、緑のヒレと魚体の赤のコントラストが美しいホウボウ。しかも美味しいのだからニクイぜコンチクショー!
それにしても、ホウボウもカレイも、アタリが連続するという事が無く、流し続けての拾い釣り、という感じ。
でもやはり、小突き続けている人にはアタリが出ているのは間違いない。

正午近くになってようやく活性が上がってきたのか、潮が動いてきたのか、船中のアタリが活発になってくる。終わりまであと30分のアナウンスがあり、小突く腕にも力が入るが、あと一枚が出ないテル某。
ダメなんかなぁ…と気ばかり焦っている時に、隣のT氏にヒット! 後ろにあるタモに手を伸ばし、自分が右手で掬って無事キャッチ。
一息ついて左手で持ったままにしていた仕掛けを回収しようリールを巻くと魚信。
「掛かってる〜〜〜〜!」
典型的な「釣れちゃった☆」パターンだが、なんともイヤーンな感じ。でもまぁ釣果には変わりない。
この下にはカレイが居る事は判っていたけど、喰わせる事が出来ない自分。何もしないで放っておくというのもまた、一つの手法である事には変わりないのだろうが……内心複雑。
そんなこんなで上がってきたのは30cmくらいのイシガレイ。ヌルヌルしてやがるぜ! そしてイシ部分がゴリゴリしてやがるぜ!!

船長がタライの中のカレイをシメ、イシガレイのイシをそぎ落として回って、沖上がり。
最後の最後に2枚目が上がって良かったですわ。


◆というわけで
この日は連日の2ケタ釣果が聞こえてくる今現在と違って、あまり釣果の振るわない日だったらしく、2枚くらいが平均だったらしい。まぁオデコじゃないし、イシとマコ、両方釣れたし、ホウボウもゲットしたし、楽しい釣行だった事には違いない。
鹿島沖のカレイのシーズンは5月一杯、6月あたりまで続くらしいので、あと一回、リベンジに行ってみようかな?

<本日の釣果>
イシ・マコ・ホウボウ:各1匹



マコガレイ、こんなデカイのが釣れる鹿島沖、すげぇぜ!!  


Posted by テル某 at 00:35Comments(0)沖釣り

2009年04月01日

白間津沖のヤリイカ(3/21釣行記)

“束釣果出ている今、目標は70だッ!!!”


冷凍庫の中の魚もすっかり無くなり、そろそろ在庫をキープできる釣り物を、と思っていたので、あれこれ悩んだ結果、前回あまり調子の宜しくなかったヤリイカに行ってみようと、白浜の下道丸に予約を入れました。
ちなみに前回もここ下道丸さん。2月8日からだから、ひと月半ぶりのイカ釣りです。ここ下道丸さんは定員10名(片舷5名)でやってくれているので助かるのです。イカ釣りにオマツリは付き物ですしね。

釣行前に仕掛けのチェック。予備は多めに確保しておき(このせいで『在庫』がどんどん増える)、前回ダメになってしまった仕掛けとプラヅノをキレイにコーティングし直しておく。プラヅノの輝きとかそういったモノが影響受けるのかどうか判りませんが、新しい仕掛けは乗りが良い事は確実らしい。
ブランコ仕掛けなので、とりあえずナイロン&フロロの3号をエダスに、予備ヅノを用意。
これで、ブランコ部分のハリスがヨレたり、巻き付いて変なクセが付いてしまった場合に、替えのツノとして使う予定。
予備の仕掛けも購入してはいますが、要らなかったかも???

◆巻き網船団で銀座状態の白浜沖
館山道を経由して、白浜に着いてみると、この時間(4時前)なのに海に船が一杯。
どうやら恒例の『鴨川あたりから来る巻き網船』が漁をしているらしい。それも、結構浅場付近っぽいのだが、大丈夫なのだろうか??
下道丸さんは野島崎から少し西に行ったところにあって、ちょっと高くなった所に宿があるため、車を停めて海を見てみると、白浜沖まで一望出来る。
う〜〜ん、豊かな海であることは否定しないけど、いつも白浜渡船のジギング船に乗っている身としては、なんだかなぁ…という感じもする。
何を獲っているんでしょうね、ホント。
ちなみに他の同船者の方に話を向けてみたけれども、あまりご存じない感じでした。

それはさておき、準備をして軽トラックにタックルとクーラー、バッグを乗せ、車に便乗して川下港へ……と思いきや、今回出港するのは乙浜港からとの事。野島崎を過ぎて、5分ほど走って到着。なるほど、確かに勘次郎丸が停泊している。潮位が低いときは仕方ないのだろう。以前もこういう事あったし、今回のポイントは布良〜白浜沖から、白間津沖へと移動しているみたいだしね。

本日の座席は左ミヨシ2番目。投入器を借りて、それを固定するゴムを借りようとすると、既に無い。船長にあるかどうか訊こうとしたら、常連の方が「これ使って」と貸して下さった。
ほんとうに、ありがとうございました。次回釣行時には、自分も何か持っていかないとなぁ…。

とまぁ、そんなこんなで出港。釣場までは15分くらいだったかな? 反応を見て、ぐるっと回ってから投入開始。
さて、本日はどんな感じかな〜?

◆5本ヅノから
まずは前回のリサイクル仕掛けから。一番上と一番下にケイムラを配備したモノで、経験の無い自分にはとりあえず「実績のあるヤツを多めに配備」した仕掛けである。
船長の合図と共に120号のオモリを前方へ放り投げる。投入器からツノが次々と飛び出し、キレイに放物線を描いていくこの瞬間が結構好きである。今回は左舷なので、左手で投入しているが、やはり左投げは上手くいかないなぁ…。
タナは底から90m迄と結構浅いポイント。80mを過ぎた辺りから徐々にサミングを強くしていって、90mで一度止め、5mずつ落としていく。着底と同時に底を切り、一回大きくシャクリ、戻す。さて、誘いの開始である。
まずは50cmずつ、ストップは10秒程度。何度かシャクリ上げている最中に重み。乗ったか???
ゆっくりと巻き上げ、タナを過ぎる辺りで電動スイッチON。さてさて、一杯目は上がるかな〜。
自分の電動丸は旧型なので、巻き上げ速度が5段階しか無いが、とりあえず中低速(目盛り2)で上がってくるのをひたすら待つ。
電動が止まる寸前にテンションを抜かないように軽く竿先を上げ、手巻きをしつつ、道糸を手元に。そのままテンションを抜かないようにツノを一本一本船内へ。さて付いているかな〜〜〜〜………残念!

ヤリイカは確かに乗っているっぽいのだが、掛かりが浅いらしく、とにかく途中でバレてしまうらしい。なんか、前回と同じパターンだけど、大丈夫かいな???
日によっては束釣果も出ているのに、どうしてこう、裏目るんだろう、自分。

◆7本ヅノ
とまぁ、一流し目のスカはさておき、一回の投入で一杯は乗ってきつつあるので、ヨレた仕掛けの交換がてら、7本仕掛けに替えてみる。まぁ、確率があがればめっけもんだ。
投入器にひとつ一つ入れていき、せーのでどぼーん。さすがに2m分仕掛けが長くなり、アーチが長く見える……かな?
乗っているタナが100mあたりからなので、また「誘い下げ」でアピール。
グン
お、仕掛けの沈下がゆるやかに……
グン
さらに仕掛けが落ちて行かなくなって……
グン
お、止まった。
クラッチを戻し、ツノに掛かったと思しきイカを「引っかける」感じで軽くシャクリを入れ、そのままテンションを抜かないように、手巻き、手巻き。結構重いし、これは期待できるか??
電動の中速で巻き、残り10mあたりから手巻きにスイッチ。道糸をたぐって、さて何杯乗っているか!
お、まずは一杯、よしよし!
そして……あれ?? あれれ??? あれあれ〜〜〜???

1杯だけじゃん!?」

むぅ、途中ガクン、ガクンと竿先が揺れた時があったけど、あのときに付いていたイカが抜けてしまったのだろうか?
わっかんね〜〜〜〜〜????
乗っても釣り上げられなければ意味無いが、まぁ船内で3点、4点5点掛けとか無いみたいだから、これはこれで仕方ないのかもしれない。

そういう日なのだと思うしか無いしね。
というわけで、途中から全くイカが乗らなくなり、最後に乗りが多少戻ってきて、時間も30分以上延長してくださったのだが、前回と同じ20杯止まりだった釣果でした。
サバの猛攻も無く、海は凪いでいたほうだったけど、潮の流れが無く、乗りがイマイチだった今回。
またもや潮にやられた感あり。でもまぁ、仕方ないかな? 行ってみないと判らない事だしね。

あと一回、行こうかなぁ…それともスルメの季節までおあずけか。
でもスルメだったらシマノ3000番クラス、ダイワ500番クラスの電動が欲しいところだが……欲しいモノだらけなんじゃぁ〜〜〜〜!!!

<本日の釣果>
ヤリイカ:20杯
サバ:3匹  


Posted by テル某 at 00:17Comments(0)沖釣り

2009年02月21日

ホウボウがやってきた!ヤァ!ヤァ!ヤァ!(2/11釣行記)

【沖釣り初挑戦シリーズ☆第10弾!】

“メバルが好調と聞いて”

◆ニフティの釣り情報ページで
沖メバルが好調という記事があった。沖メバルといっても、80〜160mを狙う沖メバルではなく、40mほどの浅場を狙うものもあるらしい。
実際、その記事では竿頭50匹を超えているわけで、なんともうらやましい限りである。
根魚の美味さは本当にウッウッウッウマウマウマ〜〜〜〜☆ と踊りたくなるほどなのだが、如何なかなか釣れるものではない。
しかしそのメバルが結構釣れているという。これは行ってみる価値はあるのではないか???
というわけで、先に行ったキンメが冷蔵庫と冷凍庫にまだまだ残っているにもかかわらず、早速予約の電話を入れていたテル某であった。
船宿はアット・ニフティの記事にあった波崎港の庄栄丸さん。さ〜て、どうなることやら。


◆あれ? 電話が入っている?
2月10日(火)、明日の釣行を控えて、早めに会社を出たテル某が、携帯をチェックしてみると、庄栄丸さんから電話が入っている。早速かけ直してみる。
「ど〜も、明日予約入れているテル某ですけれども」
「あ、テル某さん。実は明日、ホウボウに変えようと思うんだけど、どうかな」
な、なんと、ホウボウですか!?
ホウボウは美味い。メバルに負けず劣らずである。しかも体長が大きいので、釣れれば刺身がウマウマである。
しかし、メバルにも後ろ髪を引かれる。う〜ん、と一瞬悩むが、船長が急に変更したいというのは、やはり「今しか無い」と判断しての事だろう。
「宜しくお願いします。あ、仕掛けとかは…」
「そのままで大丈夫だから」
よし! 明日はメバル改めホウボウだ!


◆犬吠埼をぐるりと回って、飯岡沖
夜半過ぎに出発し、富里ICで降りる。そこからはひたすら下道を突っ走る。まぁ、あんまり飛ばせないけど、勝手知ったる千葉の道。広域農道を上手く使えば、結構なアベレージで、しかも燃費走行が出来るのだ。
銚子大橋を渡って、船着き場へ行ってみるが……あれ?? どこだ?? この辺りだと思うけど……。一度先まで行って、戻ってきてみると船に灯りが付いていた。あったあった、灯りが付いていないから出船しない船かと思ってしまったよ。

早速準備を済ませて乗船。ちなみに庄栄丸さんには電源が無いので注意。自分はいつもの小型バッテリー持参でした。
出港して犬吠埼をぐるりと回る。ポイントまでは50分くらいかかったかな? 庄栄丸さんは小さい船なのでキャビンは無し。風よけ波除けも無いので、皆で(4人)操舵室の後ろへ待避。立っていたのだが、これほど時間が掛かるとは思っていなかった。次回はミヨシ側で防水シート被って寝ていた方が良いのかも。


◆流れが速い!
とにもかくにもポイントに「ようやく」到着。
エビ餌をメバル仕掛け(5本針)に付け、50号のオモリをつけて海底へ。底を取って軽くあおって、糸を送る。というのも、流し方は片舷流し、どてら流しのため、流れに煽られて、どんどん仕掛けが流されていってしまうからだ。
勿論、反対側の流しになった場合、糸は船底を擦って、後ろへ果てしなく流されていく。見かねた船長が80号のオモリを配ってくれた。それでも着底まで30〜40m近く流されるんだけどね。
今現在は100号か120号が標準っぽい。今回は人が少なかったから良いけれども、人が多いとオマツリ多発するからね。

さて、一投目にはアタリ無し。しかし2投目でビクビクとアタリ。ゆっくり巻いてくると、ハナダイである。
まぁ、エビハナダイの仕掛けそのまんまだし。型が良かったので良しとしよう。

ちなみに、お隣さんは仕掛けは同じだが、餌は自分で持ってきたらしいサバの身餌。1cm幅で3〜4cmの長さの短冊をチョン掛けにしている。
そして、この餌がどうやら今回の特餌になっていた様だ。


◆身餌が無いならば、釣ったこいつで
未だにホウボウが掛からないテル某。隣ではどんどん上がっている。そして、反対の方にもホウボウが掛かり始める。俺だけかい!!
まぁ、胴の間ど真ん中に座ったのは俺だし。寝不足だから酔わない様にとの事だったし、このうねりで早くも軽い船酔いになっているわけだから仕方ないし。
というわけで、外道に来ていたトラギスをガリガリと捌き、下針に付けてみる。まぁ、エビ餌よりはマシだろう。もう一本竿を出せたのなら、絶対に鯛ラバ使うんだけどなぁ……。実際、バッグの中には入っているし。
えいやっと投入して、底を取ると同時に待望のアタリ!
慎重に巻いてくると、まごう事なきホウボウ、しかもかなりでかい。40cm級である。思わず「でかっ!!」と声出してしまったテル某。

とりあえず、本日の特餌はサバの身餌な事は判ってはいるが、いざとなったらハナダイも解体するしかないか。
と思い始めた頃、反対側で立て続けに多点掛け。結果としてこの人が竿頭になったが、基本はエビ餌で同じとの事。船長の激が飛ぶ。
今思うと、やはりオモリが軽すぎるのが一番の原因だった様に思う。あとは自分の竿が330のマダイ用ロッドで、タナ取りが上手くいかない事もあったかもしれない。バラシは少なかったけど。
あとは、やはり別の仕掛け(針含め)を持ってこなかった事も挙げられるだろう。


ホウボウ、堂々の52cm


◆これが最強のホウボウ仕掛けだ!!
ホウボウは体側に左右計6本の「脚」を持っている。これでヒレを動かさずに主に砂底をテケテケと歩き、餌を見つけて捕食しているという。
吸い込み型で捕食するわけではないため、あの大きな頭と口で餌をガブリと食らい付いた途端に大きなアタリが出る。また口を閉じるため、ヒネリの付いた細身の鋭い針であればしっかりと口の横の硬い部分にフッキングするだろう。
バス持ちしてみると良くわかるのだが、ホウボウの口には細かい歯が生えている所が2mm位あって、獲物が大きな口から逃げ出す事を防いでいると思われる。
実際に、針を呑み込まれた事は殆ど無く、確実に口横、口上アゴ側に掛かっていたので、フトコロの深く鋭いチヌ針等は丁度良いのではないだろうか?
鯛ラバやルアー、ジグにも掛かってくるホウボウ。アピール度は高い方が良いので、身餌、匂い付きのガルプ、エコギアの小さいベイトワーム等を付けても良いかもしれない。
また、今回のように潮の流れが速い場合、どうしても仕掛けが浮いてしまい、下針にしか喰ってこない為、仕掛けの一番上に15〜25号ほどの中オモリを使うと、カワハギで言う「タルマセ釣り」が出来、底棲のホウボウがヒットの確率が格段にアップするのではないだろうか?

確実にヒットする部分に身餌を下針に、仕掛けの先頭である上針にはアピール度の高いモノを配置し、仕掛けが底を這う様に中オモリをセット。シンプル・イズ・ベストな釣り仕掛けに敢えて立ち向かう(立ち向かってど〜する!)、これが自分の考える最強ホウボウ攻略仕掛けだ!
……いや、今のところホウボウに行く予定無いんですけどね、お腹いっぱいだし(苦笑)

もしくは4号のフロロエダス付けて、60〜80gほどの鯛ラバを付けてみるというのも面白いかもしれない。
これならばヒラメ等も喰ってくる可能性もあるだろう。


こんな感じ。15〜25号くらいの中オモリも良いけど、60gくらいの鯛ラバ等だったらアピール度満点☆ ヒラメとかも来る可能性もあるかも??
タルマセて、餌を踊らせるには中オモリがあるのが良いし、丁度良い集魚にもなる。また底棲のホウボウでは、ヒラメとは逆に高いタナには小さいホウボウが掛かる事が多いと思うのだがどうだろう。弛ませて、軽くタタキを加えると尚良いのではないだろうか。


◆本日の釣果
船中かなり釣れていたけど自分はスソの9匹。イシガレイとかハナダイとかアジの外道もあったけれども、ホウボウはツ抜け出来ず、残念。
でも、一匹一匹がでかく、他の人が掛けていた小型のホウボウ(30cm以下)が殆ど掛からず、なんと40cm以上が6本。50cmアップ2本と大型ばかりだったので、これはこれで満足な釣果。竿頭の人のクーラーはさすがに一杯だったけれども、見ると小型も多かったので。

帰りがけにお裾分けをした後帰宅し、まずは薄造りの刺身にしてホウボウを頂く。これがめっさ美味い。ブリとかマグロとかはいわゆるお刺身厚(握り寿司厚)で食べるのが良いけれども、こういった味の濃い白身魚は、薄造りにするのが一番味の旨味を楽しめるのではないかと思う今日この頃。


いちばんでかかった52cmを薄造りに。かなりの量が取れました。
ちなみに包丁は刃渡り30cmの柳刃です。  


Posted by テル某 at 22:27Comments(0)沖釣り

2009年02月16日

今期絶好調のヤリイカ(沖釣り初挑戦シリーズ☆第9弾!)

“投入器って、レンタル出来るんですか???”

前回の下道丸さんでのヒラメ釣行、今後は好調なヤリイカ出船かな、と言っていたので、自分も「やったこと無いけど、一回行ってみたいな〜、調子が良い釣り物ってやはり良い思い出来るし〜」と思っていました。
少し前に「イカに行こう」と思って買っていたイカ角(11cmの5本ヅノ)、全く出番の無いままだったのですが、とりあえず海の状況が良さそうなので、11日にメバルの予約をしているにもかかわらず、2月8日の日曜日、早速行ってみることに。

◆ヤリイカ釣り
というわけで、SHIMANOTVを見て予習。近頃はこういった番組が見たいときに、選んで見る事が出来るから本当に助かりますわ。
誘いと基本、乗った時の対処法、ヤリイカはスルメと違って脚が短く、身切れし易い等々。基本的な知識は頭に入れておき、とりあえず120号と150号のオモリ、一応100号も持っていく。
あとは電源となるバッテリー。さすがに100m以上のタナを何度も行き来する訳だから、充分に充電しておかないとね!

さて、11cmのプラヅノ5本仕掛けと、慣れてきた時用に7本ヅノ仕掛けを用意してあるが、とりあえず慣れるまでは5本で。慣れてきたら7本にしてみよう。
投入器は貸し出しているらしいので、それを借りることに。
とりあえず、準備はOK。さてさて、どうなることやら。

◆今日は良い天気
昨日の西風が少し残って、うねりが入っているみたいだが、日が昇る頃には風も収まってきて、8時頃には海も穏やかになり、風も止まって、暑いくらいの陽気になった。
それはさておき、ヤリイカの乗り具合であるが、ぼちぼちという感じなのかな? 少なくとも、4点5点と多点掛けが連発して入れ乗りというわけでは無い。

テル某はというと、前回のキンメでの経験が生かされたのか、とりあえず投入器にツノを入れ、クラッチをフリーにして、オモリを右手に持ち、投入の合図と共に手前前方へ投げ入れるのはすぐに慣れ、「いかにも初心者」でもなく、それなりにイカを掛けていた。いやいやお隣のおじさん、自分本当に初めてなんです。
が、しかし、「グン」とイカが乗ったファーストコンタクトは判るのだが、その後の「グン」「グン」と2点、3点となっていくにつれて、最初のイカが付いているのか、それとも離れてしまったのか、そのあたりがぼやけていて判らない。
しかも、アタリがあって、追い乗りするようにお祈りして低速巻き上げしてきても、一杯も付いてなかったりすると、さすがにへこむ。

このあたり、経験者の人はどうやっているのか、知りたいところである。


◆船中はというと
イカにオマツリは付き物である……という。
しかしこの日、自分のお隣の人のオマツリ頻度は洒落にならないくらいマツっていた。落とす度にどちらかとマツってしまい、自分も隣が巻き上げに入ってから投入をしたりと随分気を遣ったし、予防するようにしていた。
あれは何だったんだろう? 道糸が太かったのか? オモリは120号だって言っていたし…。
とりあえず、自分は60mほど先糸が3号になっていて、そのあたりちょっとマズイかな? と思っていたけど、2回ほどしかマツらなかったので、今回は良しとしよう。

また、泳がせのタックルを出している方もいて、大きなメダイを上げていた。
すっげ、こんな奴が上がってくるんだ。
イカブリもアリらしいので、船が空いていたら、是非竿を出してみたいものである。ジギングタックルはダメかな???(笑)

◆ひときわ強いアタリは
なんとなく感じが掴めてきた時、竿先がガクンと持って行かれるアタリがあった。ゆっくりと手巻きをして、バラさない様に、バラさない様にと中低速で巻き上げてくると、上がってきたのは40cm長のスルメイカ。
なるほど、スルメイカのゲソはヤリイカに比べて太く長く、獰猛なイカだというのも頷ける。
バケツの中に入れていたら、何度も飛び出してきやがるこいつ。元気なのは良いけどね〜。締めて開いて船上干しにでもしておければ最高なんだけどな〜。

そう言えば、白浜沖のイカ船団になっているこのポイント、様々な所から集結してきているんですが、やはりいました勝山の船。
前回、洲崎の早川丸もここにキンメ釣りに来たのですが、その時標準巡航で50分くらいかかったわけで。勝山から来るとなると一体どれだけ時間がかかっているのか…。

◆というわけで
終わってみれば、ポツリポツリの乗りで、しかもしっかり乗らないのでバラシ多発。誘い下げで当たった時の場合と、誘い上げで当たった時の場合、どの様に対処していいのか判らないため、多分下げて上げる時にイカがかなり離れていったのではないかと思われる。
また、追い乗りを狙っている時も、確かに乗った感触はあったが、しっかりと掛かっていなかったのだろう、脚一本だったり、一杯だけだったりと思うように釣れなかった。

結果はヤリ20杯、スルメ1杯。あとはサバが何匹か掛かって仕掛けがダメになったり。
船中30位がトップらしいので、初めての釣りにしてはまぁまぁだと思う。

あと、乗りが悪くなったとき、エダスがヨレヨレに撚れているのを切って使っていたんですが、更にヨレが酷くなり、まるごと新しい仕掛けに替えた途端に3点掛け。
やはり、古い仕掛けはダメなのかもしれない。事、イカ釣りに関しては、どの釣りレポーターも言っているし。仕掛けを売らせる戦略(コマーシャル)というだけではないんだな(笑)

まぁ、イカの仕掛けは結構高いので(他は何も掛からないけど)、出来ればきちんと自分で作れる様にしておきたいと思う。
また、今回撚れて使えなくなったツノも、5本ヅノ+2本ヅノとして使えるように、延長仕掛けを作っておく予定である。

が、しかし、家の者からは「イカはいらないよ」というお言葉を頂いているので、次回のイカ釣行がどうなるのか、全くの未定であったりする。

しばらくは、陸っぱりからの釣りになるかなぁ、なテル某でした。
  


Posted by テル某 at 00:22Comments(0)沖釣り

2009年02月01日

深いぞ!!半夜キンメ(沖釣り初挑戦シリーズ☆第8弾!)

“さらに広がるというか深くなった沖釣りの世界”


「キンメ、行ってみたいッスよ」
「え、いきなり何じゃい?」
「昨日の“釣りロマン”でやってた。昼のキンメは300m近くの深場を狙う奴」
「東京タワーが出てたアレかのぉ」
「でもさ、白浜沖のキンメの場合、夜キンメだからタナが浅くても良いらしいじゃねッスか。イカタックルでも大丈夫って船宿もあるし」

普段、乙浜港の白浜渡船さんに乗っている自分ですが、夕方に乙浜港を出港していく船をよく見ていた。
イカ場と同じ場所で釣るそうだが、陽が落ちると食い始め、深場からどんどん湧いてきて、タナがどんどん浅くなっていくという。
魚介類の売り場にはかならず一匹はいる金目鯛。値段を見てびっくり。結構高いんだなぁ…。そこですかさず皮算用。白浜の夜キンメは13,500円の所が多い。となると1尾500円として、30匹以上(15,000円分のキンメを)釣れば原価の回収は出来そうだ。

◆しかし、夜キンメは終わっていた
調べてみると、この1月の中旬。夜キンメ終了の船宿が多い。冬型になってきて、プラス海が安定せず、どうしても出船出来ない日が続いた事もあるみたいだ。
そんな中、あちこち調べていると、カワハギで有名な洲崎栄浦の早川丸さんでもキンメ出船予定があるという。
丁度、休日出勤の代休が取れそうだったので、急いで連絡。
「火曜日、夜キンメなのですが、出船しますか??」
「海が凪れば出るよ」
とりあえず、1名で予約を入れ、海が凪る事を願って電話を切る。
さて、どうなる事やら。

◆ジギングを終えて
早速早川丸さんのある洲崎へ。途中おどやに寄って昼飯を食べて、平砂浦を眺めてのんびり向かう。宿に着いたのが3時前。4時頃から受け付けの予定らしいので、とりあえず仮眠。
ちなみに、洲崎栄ノ浦漁港(北漁港)と、洲崎西漁港を間違えて降りていってしまった。う〜む、洲崎は初めてだからなぁ。
そんなこんなで早川丸さんの駐車場でうとうとしていると、窓を叩く音が。受付開始されたらしい。
早速受付を済ませて仕掛けを購入。オモリ200号も購入したのだが、とにかくこれがでかい(笑)
仕掛けは8本針のフラッシャーサビキ。かなりの長さがあるので、扱いは要注意だ。
ちなみに、この200号のオモリ、仕掛けの一番下、オモリ側のサルカンに入らないでやんの。仕方ないけど直結にしたけど、次回は20号のフロロで輪っかでも作っておいて、それに繋ぐ様にしようと思う。
(後でこのオモリが「ワンダー200号」だと判明。船宿によっては使用禁止されていると聞いたこともあるけどここではOKなのね)


洲崎栄ノ浦漁港(北漁港)・左手は洲崎灯台


◆電動丸1000Hでキンメ??
さて、自分の持っている電動丸だが、ビシアジその他に使える様に購入したものだ。旧型だが、4号300mを巻いてあるので、今のところ不自由していない。そりゃそうだ、このラインキャパ以上の釣り物を狙って来なかったし、敢えて踏み込もうとしなかった。
しかも、船用の手巻きリール買っていないので、必然的に浅場から80mラインまで、すべてこのリールでこなしてきた。

ジギングリール、タックル、メタルジグには金を掛けてきたけど、他の釣りを敢えてやろうと思っていなかったし。
というわけで、今回はタナが深くて200mくらいだと思っていたので、とりあえず竿は120号背負える240のもの、リールは電動丸1000番で行ってみる事に。
なぁに、巻き上げが止まってしまったら、自力で巻き上げてやるさ!!
案の定、船上で船長から「ぁんだ〜、ちっけぇリールだな〜?」とチェックが入ったのはお約束。だって、みんなシマノだと4000番クラス、ダイワでも500番クラスを使っているから当然だ。とりあえず船長からも暫定OK貰い、日没近い中、白浜沖へひた走る早川丸だった。
ポイントまでは50分近くかかるそうなので、キャビンの中で仮眠。
エンジン音が響く中、うとうととしていると、速度が落ちたのかエンジン音が小さくなってきている。外に出てみると、あと少しで日没を迎える所だった。向かう先には多くの船が待っており、久々の出船に意気込んでいる様子もうかがえた。
早速、仕掛けの準備をして、待つ。ポイントを探るためにぐるぐると弧を描きつつ、船長直々にタナ探りのための一投を入れている。
しばらく見ていると、竿先がグン、グンとアタリを伝えてきている。追い食いを狙うのか、すぐには上げない。2〜3分しただろうか? 巻き上げに入り、そして仕掛けを一つ一つ引き上げていくと、小さいがキンメが上がってくる。それにしても仕掛けだけで8m近くあるので、絡まない様に魚を捌くのが大変そうだ。
船釣りをやるようになって、手返しの良さとは、取り込み〜魚を外す〜仕掛けのチェック〜再投入をいかにスムーズに、素早く行うことが出来るか、これに尽きるのだ。

というわけで、日が沈み、船長の合図と共に一投目。
船縁のゴム磁石に8本の針を並べておいて、合図と共に200号のオモリを手前に放ると、次々に針が海中へ落ちていく。この光景はなんか好きである。
最初のタナは170mから。しかし自分の電動丸1000Hは100m以上出したことが無いので、なんか糸の出が悪かった。固着こそしていないものの、カウンターは随分狂うんだろうなぁと溜息。
しばらくすると竿先に感あり。このまま追い食いを狙うのだが……さてさて。船のあちこちで竿先が海面へ突き刺さっている。順調に喰っている様だ。
そしていよいよ船長の合図で巻き上げ。船中ではキンメがずらりと上がって来ている。巻き上げが止まり、少し手巻きして(やはりカウンターが狂っていた)、一つ一つ丁寧に上げていくと、やせっぽちのサバが1匹。
…あれ? これだけ???
オーマイガー、そりゃないッスよ。

◆タナはどんどん浅くなっていって
一投入目はスカで終わってしまったが、2投入目からは自分にもキンメが付いてきた。思わずガッツポーズ、よっしゃ!
投入毎に2〜3匹ずつ付いてきていて、しかも船長の指示タナは150、140、120とどんどん浅くなっていく。それと同時に、上がるキンメの大きさもかなりのものである。最初はバケツに入れていたのだが、跳ねて飛び出すので、次からは仕掛け投入の後にクーラーへ入れておく事に。最初、「クーラーに海水入れておいてね」と言われた通り、海水循環が無いので、クーラーに入れておくほうが良いのだろう。
そんなこんなで、ツ抜けした後も順調に数を伸ばし、クーラー半分がもう既に一杯である。あ〜、小さいしなぁ、このクーラー。

まぁ、良いときには何をやっても魚が喰ってくるので、初めての自分でも特に問題なく釣果を重ねる事ができたのですが、気付いた事をば。
船長が出していた竿が、先調子の短めの竿だったのですが(ヤリイカ用か?)、これがどうもノリが悪いらしく、乗っても弾いてしまうのか、釣果が伸びないまま終了していました。
他の皆さんは深場用のロッドで、大きく弧を描いた竿が海面にぐん、ぐんと突き刺さり、上手くキンメの動きをいなしている用に見えました。
自分のロッドは船汎用の120号負荷、240の竿なので、一応6:4なので魚の引きを吸収してはいるのですが、釣果を伸ばしている方は、もう少し長めのものを使っていました。
やはり、追い食い多点掛けを狙う釣り物では、しっかり胴まで曲がりつつもテンションを維持できる竿が良い様ですね。

◆オマツリすると大変だなぁ
あと、他の船ですが、職漁船も同じ所にいましたし、乙浜や白間津、布良相浜あたりの船も見えました。
大変そうだったのが、片舷8人くらい乗船している所。底を取るイカとかならお祭りは少ないのかもしれませんが、近くを通ったときに見るとやはり3組ほどお祭りほどきで釣りが出来ていませんでした。キンメはそんなに横走りしない魚ですが、それでもやはりエダスが長めでキンメが40cm近くあるから、隣と3m位は離れないと安全圏ではないかもしれませんし。
あ〜、船釣りはやはり、快適に釣りが出来る所(船宿)でやりたいものです。せめて片舷5人くらいまでとかね。



クーラーに並べてみました。フタが閉まらないかと思ったですよ。


◆初キンメはツキに恵まれました
そんなこんなで、最後の投入で更に40cm超え2本を追加して、クーラーぎっちりになって終了。
帰りは飛ばして約30分ほどで洲崎へ到着。船長には20匹ちょいと報告。

実際に、22匹でした。
しかも殆どが40cm以上の大型ばかり。
喜ばれたのは確かなのですが、捌くのに一苦労したのも事実。
あ〜明日、休みだったらなぁ(苦笑)


キンメです


本当にキンメなんですよね〜☆キラッ

まぁそれはともかく、たまたま休日出勤の振替に休んだ日に、たまたま海が凪ぎて、キンメ出船出来て、尚且つ釣果にも恵まれた。
本当にツイていて良かったです。
回りにも配りましたが、それでもしばらくキンメが食卓に上る日が続きました(笑)

ちなみに刺身はトロトロで美味しく、塩焼きの美味しさも抜群!
煮付けは言うまでもなく、また干物にしたキンメは旨さが凝縮され本当に美味しい!

また来シーズンになると思いますが、是非キンメ釣行したいものです。  


Posted by テル某 at 01:17Comments(5)沖釣り

2009年01月22日

というわけでヒラメリベンジ(1/18釣行記)

“昨日は良かったという鬼門”

どもッス。テル某であります。
って、個人のブログは1人で書くのが基本だからいちいち名前言わなくても良いか。
というわけで2度目となるヒラメ釣りです。

年末、鹿島での「初ヒラメ乗合」が不発(ソゲ)だったので、なんとかリベンジしようと考えていた所、17日のジギング(白浜渡船)でヒラメがポンポンと上がったのを見て、
「そうだ、下道丸さんでヒラメやってなかったか?」
帰りがけにそのまま野島崎から少し行った所にある下道丸さんへ行き、明日のヒラメに予約してとりあえず帰宅。
それにしても白浜〜千葉を2往復すると、それだけで420km走行することになるんだよなぁ…。
トリップ・メーターの増え方が早い訳だ。38,000kmで購入した車が、いつの間にか50,000km超えていたもんなぁ。まだ、買ってから8ヶ月しか経っていないのに。

え!? ジギングの釣果ですかい?
「テル某さん、ボウズ記録スタートです!!」(T^T)9
それにしても7連続ボウズとかあったからなぁ…。ジギングに関しては、まだまだ判らないことだらけなので、とにかくあまり気にしないでやっていこうと思います。シャクリだとか、タックルバランスだとか、ジグの特性に合った動かし方だとか、色々と試行錯誤しながら、春シーズンまでトレーニングしていきたいですね。特にスタミナ=体力筋力全身の使い方etc.。

家に帰ってから下道丸さんのホームページで釣果を確認したところ、前日(1/17)は結構良い釣果だった様だ。
明日の釣果を期待して就寝。

◆翌日早朝、白浜は下道丸さんへ
本日は7名なので、片舷3〜4名ずつ。出船待ちの間に、仕掛けのチェック。
ちなみに現在、下道丸さんでのヒラメは、イワシ15尾の餌を最初に配られて、そのイワシで一日釣りを行う。なので、最大で15匹のヒラメが手に入る計算だ(おいおい)。
活きの良いイワシであれば良いのかというと、そうでもないのがこの釣りの面白いところ。
前回、鹿島の幸栄丸でも、喰い付いたイワシは活きの良いものでも無かったし。

配られたイワシは、結構大きいものばかり。12cm〜14cmの大きさだ。それともこれが普通なのかな? まぁ、Fミノーとかと一緒なサイズといえばそうかも知れない。
取りあえず、余計な糸が出ないように仕掛けの孫針の位置を調節。こういった小さい工夫の仕方はまだまだ判らないが、今日の釣果に結びついていけば良いと思う。勿論、これからの経験にしていくに超したことはないしね。

そんなこんなで出港。川下港は根本海岸の端っこにあって、港を出るとすぐに西へ。丁度布良相浜港の沖に続く根回りにポジションを取って、早速合図と共に一流し目。
あ、ちなみに自分の釣り座は左舷胴の間真ん中、船長の真下で揺れも少なく安心☆ポジションです。


◆う〜〜〜〜〜ん
アタリらしきものが朝一番にあったが、そのほかは反応が無い。イワシが元気に泳ぎ回っている感触だけが伝わってくる。
三流し目、四流し目と場所をこまめに変えて流していくが、反応が無い。
「喰わねぇなぁ〜」
船長の声が上から降ってくる。
いくら7名出船とはいえ、『昨日』はもっと喰ってきたそうな。
ヤヴァイ、また『昨日』が良かったのか!?
前回の鹿島幸栄丸でのヒラメも、『前日』は船中かなり上がっており、しかも5kgクラスも上がっていた。

タナは主に10〜15mライン。よ〜く見てみると、底の様子が見えている。澄潮になると喰いが悪くなるっていうけど、どうかな?
底が岩〜砂〜岩〜砂〜岩岩岩〜砂〜とこの辺りは航空写真で見ると判るのだが、地層に沿って溝が入った根になっている。
今の時期にはまだ根の間にある砂に身を隠しているとの事。これが、2月頃になってくると根の上に定位するようになり、より喰いが活発になってくるそうな。
そんなこんなでまず船中1枚。白っぽいいかにも白い砂地にいたヒラメだ。船長からも「根と根の間の砂に居るから底見て注意してタナ取る様に」とアドバイス。
それから流し替え、流し替え、ぽつり、ぽつりとヒラメが上がる。8mラインから、30mラインまで風に流して少しずつ流す位置を変えていく。時にスパンカーをたたみ、張り、船長の試行錯誤が続く。
…しかし、当たりが少ない。
無線では「こらだめだっぺぉ〜、潮流れねっぺぉ〜」の声が聞こえ始める。

潮・が・な・が・れ・な・い・ッ・だ・と・ォ・ッ!!!!

◆船長のぼやきが上から降ってくる
「流れねぇなぁ」
思わずとほほ〜。
船中、何枚か上がってきているが、自分にはアタリすら無い。こまめにタナを取り直しているのだが、イワシ君は至って元気に泳いでおり、全く消耗していなかったりする。
「この流しで上がるから」
最後のアナウンスがとうとう来てしまった。
片舷流しで後ろから前に流れていく。結構移動速度が速いので、仕掛けを底に付けて(ゴリゴリという感触)軽く浮かせる。
その瞬間、ゴンゴンと竿先を叩くアタリ。よし! 苔の一念なんとやら。じっくり喰い込ませて本アタリを待つ……と思いきや、竿先がグンと入り込む。
慌ててアワセた瞬間
「フッ…」とすっぽ抜け。

「あ〜〜〜〜〜〜〜!! 早いよ〜〜〜〜!」

船長の声がすかさず降ってきた。真横だから竿先が良く見えていたらしい。
糸をもっと送り込ませないとと船長。なるほど、片舷流しで移動速度が速いから、クラッチを切って、糸を送らないとダメなんだ。竿先を送った程度じゃダメなんだよなぁ。
と今更ながらに理解しても後の祭り。
この一回のアタリで今回のヒラメリベンジ釣行は終了。

食い込みの良い竿と、アワセのタイミング、なるほどヒラメ釣りっていうのはスリリングなゲームだと思った今回の釣行でした。
でもやっぱり、潮が流れる日にやりたいもんです。

帰りがけ、平砂浦で2時間ほど投げていましたが、反応無しで終了。
沖釣りでも陸っぱりでも、とにかく一枚挙げようと誓ったテル某でした。

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Posted by テル某 at 22:50Comments(0)沖釣り