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2011年01月24日

ヤリイカ開幕戦(洲崎:早川丸さん)

ヤリイカの調子が上がってきた年明け。行こう行こうと思いつつも、今年の南房総は西風が多く吹く影響で、なかなか海が安定しておらず、釣果にも恵まれなかった。
それがようやく冬型が安定したお陰(?)で、ヤリイカの釣果が聞こえ始めた。

というわけで、ここの所沖釣りでは調子の良いテル某が、洲崎沖のヤリイカにチャレンジして参りました。
さぁて、良い釣果に巡り会えると良いなぁ。


◆ブランコ~ブランコ~ブラブラブランコ~♪
釣具屋に行く度に、つい買ってしまうモノが、イカ用の仕掛けである。
自作すれば良いのに、つい“SALE!”の文字に釣られて買ってしまうのだ。
【釣り師は釣具メーカーに釣られてなんぼ】の格言の通り、自分もせっせと釣り業界にお布施を繰り返している。
話を元に戻そう。イカ釣りの常連さんは当然自分でカスタムした仕掛けを使っている。
前回、松大丸さんでパラソル級連発のヤリイカ釣行をしたとき、お隣にいた方がそれで、幹&ハリスが7号という豪腕仕掛けで、メダイも余裕でキャッチ出来るその仕様に、テル某は目からウロコがボロボロに落ちるほどデカルチャー。
しかし平日は午前様、週末は釣行、そして昼休みには職場近くの釣具屋というハードスケジュールを繰り返すテル某には仕掛けを作る時間が無いから仕方ないという言い訳をしつつ、一路館山道をすっ飛ばすのでした。

というわけでブランコ仕掛けを7つ、朝のスルメタイム用に直結を3つ持参。これだけ持って行けば充分だべさ、と思っていた自分。
そう、今はまだあんなことになるなんて、思ってもいなかったのどえす。


◆スタンプカード
それにしても少しずつ釣行を続け、もう少しで埋まる早川丸さんのスタンプカード。いやはや、こんなに釣りに来ているんだと、テル某もびっくりですよ。
船宿さんの駐車場に入れ、「おはようござぁ~ッス」と乗船名簿に名前を記入しようと……あれれ??

平日なのに、俺を含めて13名(現時点)ってどゆこと???

ちなみにカワハギは3名である。
このとき、確かにイヤな予感を感じていたんです。でも無理矢理その予感を押し込んで、港に向かうテル某でした。

さてさて、早川丸さんに出かける時は投入器を持って行かない。船宿に投入器があるからだが、自前の投入器を持って行くと船長に「ぁんだぁ~!?」と文句言われるので(殴)、チキンハートな自分は文句言われる位なら貸し出し投入器を借りるのですよ。
大船長は良い人かどうかは判りませんが、少なくとも確実に言えることはある、「口が悪い」。前回のイサキ釣行でも「ぁんだぁ~すくねぇなぁ~」と正直に口にしてしまうその素直さが時にカッチーーーン。げん船長(当時)に怒鳴っても良いけどさ、自分の頭の上でギャーーースと言うのは止めてほしい。スタンプカードがようやく満タンになる位の釣行回数しかしていない自分だが、異論は認めない。


◆まずは洲崎でスルメ
出船してすぐに反応を探る。朝一番のサービスタイムにスルメをゲットするためだ。他の船も随分と来ていて、群れがいる事実を裏付けている。
それにしても洲崎灯台が見える位置で深さがあるのかね???
そんなことを考えていると早速投入の合図。仕掛けは18cm直結/8本、中オモリは20号。ほいっと投げ、着底で130mほど。深くはないけど浅くもない。とりあえず人力シャクリで90mまで探って落とし直し。次は電動でウィンウィンウィンととにかくシャクリ上げる。

潮回りをして2流し目に自分に1杯。スルメはズン! っと来るから判りやすいし、脚が強いので早めに巻き上げてもOKなのが良いですよね。
次の流しで2杯追加して、ふと気付くと回りに勝山の船が。早川さんには中乗りが居ないので、沖干しを作るなら自分でやるのだが、今日は片舷7名、しかも自分は隅っこではなく胴ノ間なので、干し紐まで行くにも一苦労。後でまとめてやれば良いか。

ちなみに他船も沖干しの量は大した事はなく、釣れていると思われる人でも5枚程度。今日はノリが悪いのかなぁ?


◆布良沖へ
30分ほど走って布良沖へヤリ狙い。皆それぞれブランコ仕掛けを用意して、投入器にセットしている。
自分は中オモリを付けるかどうか悩んだが、一つ軽くしてダイワの15号のシンカーを付ける。こいつはいかにも抵抗が少なそうなので。
しばらく旋回して反応を探り、まずは第一投目。海面上に弧を描くカラフルなツノ達。さぁ行ってこ~い!

少しでも早く落とし込みが出来る様に、竿先を下げてカウンターを眺める。アナウンスは140mだったので、仕掛けの長さが10mだから130位でカウンターは止まるはず。となると10m上から誘い落としをしていくから120mから行くか。
まず115mで一度サミングストップ。海中で弧を描いている糸が徐々に直線に近くなっていく様に少しずつ落とし込んで行く。すると着底していない筈なのに仕掛けが止まる。落とし込みで乗ってきた様だ。
少しだけ下げて、ゆっくりと聞き上げ、ストップ、聞き上げ、ストップ。あれ? 外れたかな??? 今度はきちんと着底させてからシャクリ、止め、シャクリ、止め。10mほど上げると明らかなアタリ。ここからはシャクリ上げだけ、イカが抜けないようにスローで電動巻き上げON。さぁて、追い乗りしてくれるかな?

100mあたりまで探って、中速で巻き上げ開始。電動丸で速度18くらいですが、さて、何杯ついているかな?
糸を掴んで取り込み開始。直結と違って神経質にやる必要が無いのが良いですね。まずは1杯、良いサイズだ。そしてもう一杯、これもこの時期にしては大きいサイズ。一荷とは幸先が良い。これなら目標は上方修正していいよね? よし、目標は40に決定だ!


◆拾い釣り
連掛けが無い。
たまに2杯3杯と上げている人もいるが、流し替えた後の一投目で竿先を曲げている人が明らかに少ない。活性の高い群れに仕掛けが落ちた時には、着底前に受け乗りして、即巻き上げの人や電動が唸っている人もいて、船上がフィーバーするのだが……。

あと、風が強くなってきて、波が高くなり、バラシも増えてきている。自分も取り込み中にうねりを吸収しきれず、目の前でテンションが抜けたイカが泳ぎ去っていったのが3杯ほど。見えないところではもっといたと思う。

そして、海が悪くなるのと同じくして、潮もいまいちなのか、オマツリが多発。多分、風向きが変わるのと潮が変な具合に変わるのとで、船の立て方が微妙にオマツリシンクロしてしまうからだろう。あとはアレかな、底を引きずる人が多分いる…。


◆良い船宿、悪い船宿
サバも少ないってのに、これだけオマツリするのはコンディションの悪さに加え、今日の早川丸さんが満員御礼(?)だというのも当然ある。
船宿としては満員御礼なのだろうけれども、こちらとしてはたまったものではないわけで。悪い船宿を揶揄して我々は『奴隷船』と呼ぶけれども、このあたりのバランスは難しいですね。
カワハギとかの釣りモノだったらオマツリもたいしたことない。しかし中深場のこの釣りではかなり微妙な問題になるのでは?

平日に何でこんなに早川丸さんが混んでいるかといえば、人気の船宿で、かつ良い釣果が出ているからである。
その釣果は大抵、平日に出される。最盛期でなければ当然満員はなく、片舷5人くらいがせいぜいだろう。でも自分たちが釣行出来るのは週末だけ。しかし週末は当然混み合うので釣果が伸びない。こういう変な悪循環はどうにかならないものか?(今日は平日だけどね(殴))

自分が考えるのは少ない他船に移動させるとか、隣の港の船に移動させるとか、そういった『取り纏め役』が地元の船宿ネットワークにはあれば良いなぁ、という事。
港単位の組合みたいなものがあるのだとは思う。しかし遊漁船の船宿は基本的に自営業だ。自分で営業、自分で舵を握り、自分でメンテ。だから家族単位で営業されている所が殆どだ。

そこを変えることは出来ないだろうか?

港ごとの組合でも良いし、釣行案内所みたいな所を作って、宿の斡旋から釣りモノの手配、船の手配とか、仕立て船で乗りたい人の募集だとか、船宿がすべて行っている事を一括して請け負うネットワークがあれば良いと思うのですよ。

金谷の岡沢釣具店には、光進丸という船がありますが、基本は金谷の船に割り振りを決めて、それぞれの釣りモノに出す方式です。勿論アタリハズレの落差は激しいし、「何で???」みたいな所もあります。
でもこれは一つのヒントになると思う。


◆というわけで提案
基本的に「釣割」さんと同じですね。船宿に直接電話とかしないで予約が出来ること。
インターネットは微妙に敷居が高いので、電話受付システムをまず作る。そこに受付オペレーターを数人雇って、フリーダイヤルで共通番号で予約を行う。
船宿からの情報を、船宿の高齢の方でも出来る簡単なシステムを作り、ネットワーク化して、必ず偏る予約を、出船する船宿すべてに割り振り、一定の席をプールしておける様にしておく。

良い船宿にはたくさん人が入る、しかし評判の良くない船宿には人が来ない。それは仕方ない。
しかし、良い船宿さんでも「営業」が出来ずに埋もれている所がたくさんある、と自分は思う。
まぁ、ある程度高い意識を持った船宿さんだけになるのは仕方ないとは思います。
世代も変われば、半漁半遊漁でも何とか採算の取れる様になる、その様な仕組みを作れると自分は思うのですが、どうでしょう??


◆白浜沖へ
大きく移動して白浜沖へ。しかしテル某もオマツリに見舞われ、仕掛けを投入する事が出来ない。持ってきた7つの仕掛けも既に2つ。5つもダメにしたって、どゆこと!?
しかし反応はあるのか、小さいながらも最後に2点、3点と掛けて終了。
こちらのイカは、サイズが煮イカサイズなので、そのまま沖漬けにしたいところだが、とうとう今日は沖干しもせずに終了。ちょっとやる気ゲージがかなり低いまま終わってしまったイカ釣りでした。

とりあえず、イカはまた今度、白間津~千倉沖まで移動して、パラソル混じりになる3月に行く事にしようかな~、なんて思っていたりする。





タグ :ヤリイカ

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