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Posted by naturum at

2009年02月21日

ホウボウがやってきた!ヤァ!ヤァ!ヤァ!(2/11釣行記)

【沖釣り初挑戦シリーズ☆第10弾!】

“メバルが好調と聞いて”

◆ニフティの釣り情報ページで
沖メバルが好調という記事があった。沖メバルといっても、80〜160mを狙う沖メバルではなく、40mほどの浅場を狙うものもあるらしい。
実際、その記事では竿頭50匹を超えているわけで、なんともうらやましい限りである。
根魚の美味さは本当にウッウッウッウマウマウマ〜〜〜〜☆ と踊りたくなるほどなのだが、如何なかなか釣れるものではない。
しかしそのメバルが結構釣れているという。これは行ってみる価値はあるのではないか???
というわけで、先に行ったキンメが冷蔵庫と冷凍庫にまだまだ残っているにもかかわらず、早速予約の電話を入れていたテル某であった。
船宿はアット・ニフティの記事にあった波崎港の庄栄丸さん。さ〜て、どうなることやら。


◆あれ? 電話が入っている?
2月10日(火)、明日の釣行を控えて、早めに会社を出たテル某が、携帯をチェックしてみると、庄栄丸さんから電話が入っている。早速かけ直してみる。
「ど〜も、明日予約入れているテル某ですけれども」
「あ、テル某さん。実は明日、ホウボウに変えようと思うんだけど、どうかな」
な、なんと、ホウボウですか!?
ホウボウは美味い。メバルに負けず劣らずである。しかも体長が大きいので、釣れれば刺身がウマウマである。
しかし、メバルにも後ろ髪を引かれる。う〜ん、と一瞬悩むが、船長が急に変更したいというのは、やはり「今しか無い」と判断しての事だろう。
「宜しくお願いします。あ、仕掛けとかは…」
「そのままで大丈夫だから」
よし! 明日はメバル改めホウボウだ!


◆犬吠埼をぐるりと回って、飯岡沖
夜半過ぎに出発し、富里ICで降りる。そこからはひたすら下道を突っ走る。まぁ、あんまり飛ばせないけど、勝手知ったる千葉の道。広域農道を上手く使えば、結構なアベレージで、しかも燃費走行が出来るのだ。
銚子大橋を渡って、船着き場へ行ってみるが……あれ?? どこだ?? この辺りだと思うけど……。一度先まで行って、戻ってきてみると船に灯りが付いていた。あったあった、灯りが付いていないから出船しない船かと思ってしまったよ。

早速準備を済ませて乗船。ちなみに庄栄丸さんには電源が無いので注意。自分はいつもの小型バッテリー持参でした。
出港して犬吠埼をぐるりと回る。ポイントまでは50分くらいかかったかな? 庄栄丸さんは小さい船なのでキャビンは無し。風よけ波除けも無いので、皆で(4人)操舵室の後ろへ待避。立っていたのだが、これほど時間が掛かるとは思っていなかった。次回はミヨシ側で防水シート被って寝ていた方が良いのかも。


◆流れが速い!
とにもかくにもポイントに「ようやく」到着。
エビ餌をメバル仕掛け(5本針)に付け、50号のオモリをつけて海底へ。底を取って軽くあおって、糸を送る。というのも、流し方は片舷流し、どてら流しのため、流れに煽られて、どんどん仕掛けが流されていってしまうからだ。
勿論、反対側の流しになった場合、糸は船底を擦って、後ろへ果てしなく流されていく。見かねた船長が80号のオモリを配ってくれた。それでも着底まで30〜40m近く流されるんだけどね。
今現在は100号か120号が標準っぽい。今回は人が少なかったから良いけれども、人が多いとオマツリ多発するからね。

さて、一投目にはアタリ無し。しかし2投目でビクビクとアタリ。ゆっくり巻いてくると、ハナダイである。
まぁ、エビハナダイの仕掛けそのまんまだし。型が良かったので良しとしよう。

ちなみに、お隣さんは仕掛けは同じだが、餌は自分で持ってきたらしいサバの身餌。1cm幅で3〜4cmの長さの短冊をチョン掛けにしている。
そして、この餌がどうやら今回の特餌になっていた様だ。


◆身餌が無いならば、釣ったこいつで
未だにホウボウが掛からないテル某。隣ではどんどん上がっている。そして、反対の方にもホウボウが掛かり始める。俺だけかい!!
まぁ、胴の間ど真ん中に座ったのは俺だし。寝不足だから酔わない様にとの事だったし、このうねりで早くも軽い船酔いになっているわけだから仕方ないし。
というわけで、外道に来ていたトラギスをガリガリと捌き、下針に付けてみる。まぁ、エビ餌よりはマシだろう。もう一本竿を出せたのなら、絶対に鯛ラバ使うんだけどなぁ……。実際、バッグの中には入っているし。
えいやっと投入して、底を取ると同時に待望のアタリ!
慎重に巻いてくると、まごう事なきホウボウ、しかもかなりでかい。40cm級である。思わず「でかっ!!」と声出してしまったテル某。

とりあえず、本日の特餌はサバの身餌な事は判ってはいるが、いざとなったらハナダイも解体するしかないか。
と思い始めた頃、反対側で立て続けに多点掛け。結果としてこの人が竿頭になったが、基本はエビ餌で同じとの事。船長の激が飛ぶ。
今思うと、やはりオモリが軽すぎるのが一番の原因だった様に思う。あとは自分の竿が330のマダイ用ロッドで、タナ取りが上手くいかない事もあったかもしれない。バラシは少なかったけど。
あとは、やはり別の仕掛け(針含め)を持ってこなかった事も挙げられるだろう。


ホウボウ、堂々の52cm


◆これが最強のホウボウ仕掛けだ!!
ホウボウは体側に左右計6本の「脚」を持っている。これでヒレを動かさずに主に砂底をテケテケと歩き、餌を見つけて捕食しているという。
吸い込み型で捕食するわけではないため、あの大きな頭と口で餌をガブリと食らい付いた途端に大きなアタリが出る。また口を閉じるため、ヒネリの付いた細身の鋭い針であればしっかりと口の横の硬い部分にフッキングするだろう。
バス持ちしてみると良くわかるのだが、ホウボウの口には細かい歯が生えている所が2mm位あって、獲物が大きな口から逃げ出す事を防いでいると思われる。
実際に、針を呑み込まれた事は殆ど無く、確実に口横、口上アゴ側に掛かっていたので、フトコロの深く鋭いチヌ針等は丁度良いのではないだろうか?
鯛ラバやルアー、ジグにも掛かってくるホウボウ。アピール度は高い方が良いので、身餌、匂い付きのガルプ、エコギアの小さいベイトワーム等を付けても良いかもしれない。
また、今回のように潮の流れが速い場合、どうしても仕掛けが浮いてしまい、下針にしか喰ってこない為、仕掛けの一番上に15〜25号ほどの中オモリを使うと、カワハギで言う「タルマセ釣り」が出来、底棲のホウボウがヒットの確率が格段にアップするのではないだろうか?

確実にヒットする部分に身餌を下針に、仕掛けの先頭である上針にはアピール度の高いモノを配置し、仕掛けが底を這う様に中オモリをセット。シンプル・イズ・ベストな釣り仕掛けに敢えて立ち向かう(立ち向かってど〜する!)、これが自分の考える最強ホウボウ攻略仕掛けだ!
……いや、今のところホウボウに行く予定無いんですけどね、お腹いっぱいだし(苦笑)

もしくは4号のフロロエダス付けて、60〜80gほどの鯛ラバを付けてみるというのも面白いかもしれない。
これならばヒラメ等も喰ってくる可能性もあるだろう。


こんな感じ。15〜25号くらいの中オモリも良いけど、60gくらいの鯛ラバ等だったらアピール度満点☆ ヒラメとかも来る可能性もあるかも??
タルマセて、餌を踊らせるには中オモリがあるのが良いし、丁度良い集魚にもなる。また底棲のホウボウでは、ヒラメとは逆に高いタナには小さいホウボウが掛かる事が多いと思うのだがどうだろう。弛ませて、軽くタタキを加えると尚良いのではないだろうか。


◆本日の釣果
船中かなり釣れていたけど自分はスソの9匹。イシガレイとかハナダイとかアジの外道もあったけれども、ホウボウはツ抜け出来ず、残念。
でも、一匹一匹がでかく、他の人が掛けていた小型のホウボウ(30cm以下)が殆ど掛からず、なんと40cm以上が6本。50cmアップ2本と大型ばかりだったので、これはこれで満足な釣果。竿頭の人のクーラーはさすがに一杯だったけれども、見ると小型も多かったので。

帰りがけにお裾分けをした後帰宅し、まずは薄造りの刺身にしてホウボウを頂く。これがめっさ美味い。ブリとかマグロとかはいわゆるお刺身厚(握り寿司厚)で食べるのが良いけれども、こういった味の濃い白身魚は、薄造りにするのが一番味の旨味を楽しめるのではないかと思う今日この頃。


いちばんでかかった52cmを薄造りに。かなりの量が取れました。
ちなみに包丁は刃渡り30cmの柳刃です。  


Posted by テル某 at 22:27Comments(0)沖釣り