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2008年12月31日

沖釣り初挑戦シリーズ第7弾【釣り納めのヒラメ】(12/29)

“活きイワシで狙うヒラメ釣り”

年も押し迫った12月27日の土曜日が仕事納め。
28日に急いで大掃除&車の洗車とこちらも大掃除し、釣具屋に寄って予備のオモリと仕掛けを購入。晩飯を食べたら早速タックル一式の準備をして、さらに車中泊用のシュラフを持ち込んで、さぁ出発!

今年の釣り納めとなるのは、これまた初挑戦の沖釣りヒラメである。
同船は恒例となったT氏ご一行様。ちなみにこの釣り納めも、やはり誘われての事である。

生き餌を使った釣りは、T氏と行った横浜でのマゴチ釣りが初めてだったが、とにかくアタリが偏ってしまい、大トモ側ばかりに集中していた事が記憶にある。
その記憶がある意味トラウマとなっていて、今回は「何とか大トモ側をゲットするべ!」と早めに場所取りをしようと意気込んでいるのだ。
向かった先は鹿島港、幸栄丸。場所取りは前日、船が沖から戻ってきたらすぐに行える、本当の意味での「早いモノ勝ち」である。

◆鹿島港へひた走る
のんびり走って、鹿島には夜半過ぎに到着。初めて来る所だが、よくよく見てみると確かにあるある、候補に挙がっていた鹿島の乗合が所狭しと並んでいるではないか。よくもまぁこれだけのスペースに、これだけ船宿が入れるなぁと思ったら、岸壁に対して浮き桟橋が伸びていて、縦方向に船を接舷出来る様になっている。なるほど、狭いスペースを有効活用しているのだ。
それはさておき、場所取り用の竿や棒を一本拝借(浮き桟橋に置いてある)し、早速「ヒラメ」の看板がかかっている船へ。大小2船が出船するらしいが…、やはり既に大型船(19トン?)はミヨシもトモもほぼ埋まっている。ならばと小さい方(第七だったかな?)へ行ってみると、まだ空きがある。一応T氏にも確認し、こちらの左舷大ミヨシ(埋まっていた)から一つ離れて席を確保。
早速仮眠に入るが、寝付けない。しばらくうとうとしていると深い眠りが訪れたらしい…。

けたたましい放送の音で目が覚める。ライトが煌々と照っており、寒い中にも活気があって、夜明け前、出船待ちの情景が現れていた。いいねぇ、この雰囲気、大好きだよ。
早速受付に行ってみると、T氏は既に到着、受付も自分が着替えてくる間に済ませていて下さっている。ありがとうございます。
取ってあった座席に案内、今日は多少陸からの風が吹くだろうけど、北からのうねりが入らなければ、かなり良いコンディションで出来るのではないかと出船まであれこれと話していると、あっと言う間に出船時間。
それにしてもやはり小さい方の船はキャビンが無いので、ちょっと航行中休むってのは無理っぽい。

◆いざ出船!
そんなこんなで船は港を出港し、いざ沖へ。沖へと伸びた南堤に沿って北上し、南堤の先端を廻ると、南西方面へ舵を取る。なるほど、今日は波崎沖辺りを狙うみたいである。
30mラインというと、そんなに沖に出ないのでは? と思っていたが、結構沖目である。あ〜、やはり鹿島側も、結構浅いんだなぁ。九十九里側とあまり変わらないかも??

夜も明けて、ポイントに到着。早速流し始めている船が見えている。こちらも減速して、流す場所、方向を決めようと蛇行を始める。西の風4mといった所か?
中乗りのおじさんがイワシを配ってまわっている。なるほど、こいつが活けイワシ君か。よろしくなっ!!
大きさは10〜12cm程度。ちょっと孫針のハリスが余る長さだけど、とりあえず船宿仕掛け(孫針トリプル)をセットして、バケツの中へ。
船長の合図と共に、早速イワシ、オモリを投入し、底へ。ちなみに持ってきたタックルはイサキ&マダイ用の270mmコマセ用。6:4くらいなので大丈夫だろう。それに、いつもの電動丸1000番に、余っていたジギングライン3号を50mほど追い巻き。また、お祭り対策で3ヒロほど12号のリーダーを巻いてきている。後から考えるとあまり意味無かったかな? と思うけど、お祭りした場合、PE同士だと結構簡単に切れたりするし。
バッテリー装備なので、巻き取りは楽。魚が掛かったら手巻きするけどね。

◆いよいよ釣り開始!
底断ちをして、ラインが斜めから安定するまでその位置に。流れに乗ってきて安定したらもう一回底を取って、オモリのタナを底から1mに。イワシは多分、底から1.3〜1.8mくらいを泳いでいると思われる。
というのも、やる気のあるでかい個体はかなり高い所まで喰ってくる、と中乗りさんが言っていたし、同じ様な事が本とか記事に書かれていたからだが、さてさて。
見ると、隣のT氏の竿先が細かく揺れている、アタリだ。そのまま食い込んでいけば良いが……あれ?? 反応が無い。とりあえず上げてイワシを確認するが、ガブリと噛まれた跡は無い。何だったのだろう??

とまぁ、そんな感じで始まったのだが、船中一枚が上がるのは少し経ってから。朝マズメのタイムサービスはどうやら不発である。それでも流し替えるとぽつり、ぽつりと船中上がっているが……、何か、厭な予感が。
さて、そろそろ陽も上がってきて、7時の時報が聞こえてくる頃、自分の竿にも待望のアタリが。コンコン、コンコン、と竿先が叩かれる「まだよ〜まだよ〜まだよ〜まだか〜まだか〜まだか〜〜〜〜〜」とぶつぶつと呟きながら、食い込みを待つ。
「まだか〜〜〜まだか〜〜〜まだか〜〜〜〜」竿先が……コンコン、ググッと入る「オラオラァ!!」と口では威勢の良い事を言いながらも、心臓はバクバクである。一回大きくアワセて、更に巻きアワセ。テンションを一定にして、とにかく巻く、巻く、巻く。
…あれ? ヒキが弱い???
「軽いッス」
マトウダイとかも上がっていたので、こいつもそうかな? と思っていたら、上がってきたのは茶色い奴。タモ入れして貰うと、なんとでっぷりと太った40cm弱の黒メバル。こいつぁ、嬉しい外道である。
基本的に、根魚系は高級魚で美味しいものが多いからね〜。ホクホクしながらクーラーへ。

とりあえず良いお土産が出来たと、気分よく投入。しかし結構風が強いのか流される。底立ちが上手くいかないので、もう一度底へ落とした瞬間にアワセる間もなくガツン!
グイグイと引いていく感触は弱いが、さて、こいつは何だ? バラさない様に慎重にかつ迅速に巻いてくると、今度は本命!
無事タモ入れされたヒラメは…ソゲサイズ。しかし、30cm以上はあるけど、40cmは無い。ルアーメンの自分は一応40cm未満はリリースしているが……3秒ほど悩んだがリリース。あと1年無事成長すれば50cmくらいに成長すると思うし。目標は5kgアップだからねっ!!(カラ元気)

そんなこんなで沈黙を続ける左舷で1人だけアタリが集中。まさに特異点と化したテル某。
エサを替えて、投入。底を断ってタナ50cm〜1mでさらに数投入した後、竿先に魚信。イワシが暴れているのか?? とりあえず竿を手に持って余計な刺激を与えて離されないように「喰い込め…喰い込め…」と念じていると、竿先がグンと入り込む。アワセをくれるとグイッグイッと力強いヒキ。今度こそ、本命だ!
30mの底からギリギリと上げてくると、現れたのは……あれ?? マトウダイでした。

ちなみにこいつ、馬頭(まとう)鯛、もしくは的得(まとう)鯛、の名の通りに、顔が馬っぽいです。そして、身体の真ん中に2cmほどの黒点があって、これが「的」みたいなのでマトウダイ、というらしいです。

けっこうでかい、1kgは余裕である。ヒラメだったらなぁと思ったが、まぁ贅沢は言わない。まだまだ時間はたっぷりあるし(現在8時前)。

しかし、それが、あの悲劇を生むとは、この時は、思いもよらなかったのだ…。
(ナレーション:田口トモロヲの声で)

◆そして、時は動き出す…じゃなくて過ぎ去っていった
現在、午前11時30分。

<<こらぁ〜だめだっぺぉ〜〜、サカナ喰わねぇ〜〜〜、ぜんぜんだめだっぺぉ〜〜〜>>
<<潮が全く流れねぇっぺぉ〜〜〜>>
無線から聞こえてくる声は、まさにその状況の通りである。
あれから誰にも、殆どアタリが無い。
そして今、ヒラメ船は、浅場にこれでもかと集まっている。どうやら、付き場を見つけたらしいが、風が無いため、エンジンで少しずつ流しての釣りだ。
ミヨシ側でポンポンと連続ヒットがある。
しかし、トモ側は沈黙。
<<あ〜、この流しで終わりにするんで>>
最後か、最後なのか!?
喰ってくれ、アタリよ来い!!
その祈りが通じたのか、竿先がコンコン………コンコン、と揺れ始める。待望のアタリだ!
「喰い込め…喰い込め…喰い込め…」
コンコン……
コン……
……
……
……
ああああああああああああああああああああああああああああああ(心の絶叫)
仕方ないので、イワシを確認してみると、咬み跡はあるが、喰い込んでいない。活性が無いのだ。
その間、T氏にアタリがあった。多分自分のイワシを囓った奴かもしれない。
が、T氏のイワシは見事に取られていた。
終了である。

とにかく、最後の浅場に行くまで、殆どアタリ無しの状況が続いたため、ちょっと疲れた。というか、昨日夜から仮眠のみで来たから、とにかく眠い。
良いお年をと別れ、鹿島市内でファミレスで昼食を食べたら睡魔が襲ってきて、そのまま駐車場で爆睡。起きたら空がオレンジになっていた。
明日も綺麗に晴れそうだ。

まぁ、とにかく昨日(12/28)の釣果が良かっただけに、一日違ってこんなに変わるというのは少々納得できないが、これが釣りというものだしなぁ。
陸っぱりの釣りの場合、そういった沖の状況が判らないまま釣りをしなければならない事が多いから、余計に「何が原因で釣れなかったか」の分析が難しい。
とにかく、釣り納めとなった今回、潮が流れなかったという事でFA。
あと、陸にかなり寄っていたから、ひたすらランガンすれば、もしかするとキャッチできていたかもしれない。ルアータックル、持っていかなかったからなぁ…。

というわけで、早速明後日31日のジギング船の予約を入れたテル某でしたがこれは別の顛末。

沖釣り初挑戦シリーズ第7弾【釣り納めのヒラメ】(12/29)

メバルは刺身で激・ウマー、マトウダイもウマー。なんかこいつ、カワハギに似てねぇか? と思うけど、確かに肝も大きかった。マトウダイは身が柔らかめの白身なので、氷締めするか、洗いにすると旨味が出るかもしれませんね。

沖釣り初挑戦シリーズ第7弾【釣り納めのヒラメ】(12/29)

それにしてもマトウダイ、あちこちにトゲがあって痛かった。





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