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Posted by naturum at

2011年02月26日

カマボコを作ってみた

“カーマ・ボーコー!!”(byベヨネッタ)



完全ボでは無かったが、掛かったのは外道のエソのみ。

「こいつしか釣れないかもしれないですからッ!!!」

その通りになりました。

エソの料理といえば……やっぱかまぼこかなぁ?
良い機会なので、カマボコ作成にチャレンジしてみました。

さて、まずはggrks、グーグル先生に尋ねてみると、基本はこんな感じらしい。

1)魚を3枚におろす
2)小骨を取る
3)身を削いで取る
4)冷水に入れて不純物を取り、絞って水気をしっかり切る
5)包丁で叩く
6)塩を入れて、さらに叩く
7)摺り子木で身を砕き、更に塩水で練る
8)カマボコ板に乗せて蒸す
9)蒸し上がったら、冷水に入れてさます
10)できあがり~☆

他に小麦粉や卵を入れる場合もあるそうな。
でもとりあえず、塩を使ったカマボコ作成をやってみます。



まずはかなり大きなエソ。沖エソという奴ですね。4本の黄色い線がトレードマーク。しかし3枚に卸してみたけど、小骨の多い事多い事。皮を引いた後も小骨取り。取り切れなかった小骨はハモの様に包丁で細かく砕く。

身を洗って、身をすり鉢に入れて、ひたすらゴリゴリゴリゴリ



カマボコ板に乗せて、こんな感じでしょうか?



蒸し器を用意して、さて、しっかり蒸し上がれ~



蒸し上がったら冷水に浸けて、しっかりあら熱を取る。
水気を切って、できあがり~




氷水で3分ほど冷やした後。中はアツアツ、まだ完全に冷め切っていない。
早速、切って食べてみる。
お、意外に美味しいではないか!

しかし、市販のカマボコとは全く違う物なのは仕方ないか?
小骨を取りきっていないから、たまにコリコリとした感触があるし。
どうやったら「いわゆる蒲鉾」にすることが出来るのだろう?
というわけで、「つみれモドキ」な味になってしまった自作カマボコですが、原因は何だろうか? 粘り? 身が荒いまま? それとも他の理由が???

また試行錯誤してみようと思います。
釣果が薄くても、そういった楽しみ方もまた釣りの一つだと思うのです。

次はナニを作ろうかな~?
ホウボウが爆釣だったらカマボコにしてみようかな~(を?  


Posted by テル某 at 19:26Comments(0)雑記

2011年02月03日

波崎で一つテンヤマダイ釣行(波崎・仁徳丸さん)

“大根にマダイの群れが入ってきた!”

ども、テル某です。
一つテンヤマダイはしばらくお休みして、勘次郎丸さんでタチウオ釣りに行こうと思っていた矢先、なんか波崎で一つテンヤ真鯛が随分と賑わっている様じゃないですか!
これは要チェックや! とばかりに見てみると、なんと2kgサイズでも小さい小さい、4キロ5キロは当たり前! な釣果が出ている。(1/22~1/27:信栄丸&征海丸)

これは行くっきゃ無いっしょ! と船宿を探してみるけれども、通年出しているのはやはり信栄丸さんと征海丸さんだけ。これだけ釣果が出ていれば、かなり混んでいるんだろうなぁと思い、信栄丸さんに連絡しようかと思っていたところ、同じく波崎の『仁徳丸』さんが一つテンヤに出るとホームページに書いてある。以前、初めて庄栄丸さんに行った時、最初間違えたのが仁徳丸さんでした。

電話で予約を入れ、テンヤとリーダーの結束を確かめて、釣行に備える。
是非、ドラグがジャーーーーッと出る様な真鯛を掛けたいものである。


◆仁徳丸さん
東関道を千葉北から潮来まで走り、あとはひたすら下道で走り続ける。気付いたのだけれども、千葉市内から波崎まで、車のトリップメーターで96km。あれれ? そんなに距離あるの!?
ちなみに白浜渡船の乙浜港まで約100km弱。あちら行くのと変わらないなぁ?

そんなこんなで波崎港に到着。場所は…あった、夜中は電光掲示板の光るここだな。
……しかし誰もいない(苦笑) 早く来すぎたかなぁ。

時間が近くなって、受付開始。船も戻ってくる。それにしてもでかい船だなぁ。波崎や鹿島、飯岡もデカイ船が多いのは、やはり海が厳しいからなのかな?
仁徳丸さんでは、乗船時にペット氷を使い、帰りがけに砕氷を入れてくれるので、特に夏には良いですね。ただ、クーラーの中で氷締め、というのは難しいかな?

今日は乗船者が少ないのか、自分が陣取ったミヨシ側は全部俺スペース?
そこでコンビニで買った荷物(ペットボトル含めて約800g)を、セットしたテンヤに吊るし、ドラグチェック。ちなみに自分が使っているリールは旧ツインパ2500と、エギング用のセフィアCI4。セフィアはめがっさ軽い(SDHでも200g)ので、何度も上げ下ろしする釣りには良いかな、と思う。この記事を書いている今もそう思うのですが、ただ搭載ドラグが『2セット強化ドラグ』という奴で、かなりハードなので、きっちりドラグチェックをしないといけません。いざというときにぷっつんしたら目も当てられないですから。



波崎側から銚子市街をパチリと写してみました


◆いざ大根(おおね)へ
波崎~鹿島沖に広がる大根。ここは波崎、鹿島ジギングのポイントでもあります。
キャビンでゆったりシートに収まり、利根川河口のうねりを受けつつも、20分ほどでスローダウン。反応を探しながら行きますとの合図で、早速解凍されつつあるエビをほじくりながらエサ付け。まずは5号テンヤからいってみよ~!

船長の合図と共にまずは第一投目。板倉丸さんの時と同じく、少し前に投げてしまうのはジガーの習性か?
リーダーは3号を5m。クレハ・シーガー・ショックリーダー・プレミアムマックスを使っています。フロロの中ではFXと同じくらいしなやかなのでジギングはほぼこれ一本になっていますが、テンヤ用にも買っちゃいました。
ラインマーカーの色を見ながら、20mからサミングストップを繰り返しながら、着底を探る。うねりがあるときにはテンヤも[吹け上がり→沈降]を繰り返すので、当然[糸が止まる→糸が出る]という風になるわけです。
特に軽いテンヤを使う場合、“本当の着底”を見逃すと大変なので、最初は重いテンヤで潮流とうねりのリズムをチェックする方が良いかもしれませんね。

ちなみにパラシュート・アンカーを使う大原と違い、ここはスパンカーを立てて流す普通のスタイル。こういうのは船長の腕の見せ所ですが、船長は上手く潮に同調して操船していました。


◆アタリがあるが…?
着底を取って、大きく誘い上げ。水深は25mくらい。落とし込んで行く時にアタリが多発するので、『張らず緩めず』のゼロテンション釣法で反応を探る。
ちなみにエギングをしている人には当然ですが、ラインが走る、止まるでアタリを取ること、そして着底からシャクリ上げ、フォールで食わせる。

“エギングと全く一緒じゃん?”

特に、フリーフォールでアタリを取るには、ラインコントロールを行い、ラインが張る、弛む状態をきちんと把握し、小さな変化を見逃さずに積極的に『掛けて』いく。
カーブフォールの場合は潮の流れにドリフトさせつつも、フォールとステイを使い分けて、食わせの間を作る、そういった技術を誰しも使っているわけです。

というわけで、南房で散々イカを掛けてきた経験をイカして…いや活かしていけば、釣行3回目の今回も、それなりに結果を残していけるのではないかな? と思うのであります。

さてさて本編に戻って、細かなアタリがフォール中にある。特にステイさせると何かが囓っている様な感覚があるのだが、どうも小さすぎて掛けられないっぽい。ウマヅラはここには居ないはずだから、子ハナダイか??

餌を確かめてみると、確かに半分くらい囓られている。しかしまぁ、これは掛けられないだろ。餌を付けて再投入。確かにフォール中に何かアタっているが……、とりあえず即アワセで正体を掴もうとするが、掛からない。
数度繰り返したところ、お? 掛かった! が、小さい小さい。クンクンッと小さく元気に動くこの子、上げてみれば手のひらサイズのハナダイ君。やっぱり君でしたか。


◆ゲスト登場
まぁ、アタリも取れているし、感触も悪くない。しかもウマヅラが居ないというだけで、餌の消費量が多分半分以下で済むんじゃないかな、波崎の場合。(そういえば飯岡も居ないのかな?)

そんなこんなでアタリを取って、掛ける事を繰り返し、餌をチェックして再投入していると、小気味よいアタリが。何だろうか?
上がってきたのは沖メバル。南房でも良く上がるが、これは良型だ。思わずバス持ち。
次に現れたのはホウボウ。大きくはないが嬉しい外道の一つ。
そう、自分は波崎なり外川なり飯岡なりでホウボウが始まるのを、今か今かとwktkしながら待っているのでありますよ。


◆大きく移動して
餌取りの多い場所から移動。しかしこちらのポイントではなかなかアタリが出ない。外道も多く無い様だ。
テンヤを変え、餌を変え、底を探ったり上を探ったりの試行錯誤の時間が続く。
それにしても途中、潮がぶっ飛んでいる時間があったけど、あれは何だったんだろう??

それにしても午後船の時間というのはあっと言う間に過ぎていく。
西の空が赤く染まり、綺麗な夕日が見えているのだが、釣人にとっては夕マヅメのゴールデンタイム。今まで以上に竿に集中して、細かいアタリが無いか、それを捉える!
「おりゃっ!」
誘い上げ、落ち始めた所でアタリが出ると、アワセにくい。しかしそれでもなんとかアワセようとする。が、抜ける。

しかし、そのまま落とし込めば食ってくるはず。一度餌をターゲット・スコープ内にロックオンしたマダイは、幾度もアタックを繰り返す……多分。
特に今日は食いが良くないので、しっかり咥えるまで待つ。

竿先がクン(アタリ)

気持ち竿先を送りつつ、一呼吸置いてから、大きくアワセ!

ググググッググーーーーーーーーーーー!

よっしゃ! 間違いなくマダイの引きだ!
竿が満月にしなる、ドラグこそ出ないが、慎重にぐりぐりと巻き続けて見えてきたのはマダイ。船長がさっとタモ入れ。やった!
渋いときに釣れた1匹目ほど嬉しいものはないですね。

テンパイ即リーチ……ではなく、アタリ即アワセ、が基本のこの釣りでも、食い込みが悪い時には少し送り込む方がきちんとフッキング出来るという事もあるということでしょう。
勿論、本当かどうかは判りません。たまたまだったかもしれないし。

本格的に暮れ始めて、さすがにラインが見にくくなってきた。しかし、あと一枚を上げてやると執念で落とし込んで行く。
……あれ?? 何か変だな? 軽く聴いてみるとグググッと竿先が入る。あれま、フォール中に釣れちゃったよ。ゆっくりゴリゴリ巻いてくると先ほどと同サイズでした。

そして本日は終了。

船着き場で船長とあれこれ喋りつつ、またリベンジすることを誓い、港を後にしました。

「これからは波崎だよ」

さすがに7キロ8キロは置いておいて、ウマが居ないだけでもかなりのアドバンテージになると思います(笑)
また近いうちにリベンジだ!



沖メバル、ホウボウ、マダイ、赤い3連星

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Posted by テル某 at 23:05Comments(0)沖釣り

2011年01月24日

ヤリイカ開幕戦(洲崎:早川丸さん)

ヤリイカの調子が上がってきた年明け。行こう行こうと思いつつも、今年の南房総は西風が多く吹く影響で、なかなか海が安定しておらず、釣果にも恵まれなかった。
それがようやく冬型が安定したお陰(?)で、ヤリイカの釣果が聞こえ始めた。

というわけで、ここの所沖釣りでは調子の良いテル某が、洲崎沖のヤリイカにチャレンジして参りました。
さぁて、良い釣果に巡り会えると良いなぁ。


◆ブランコ~ブランコ~ブラブラブランコ~♪
釣具屋に行く度に、つい買ってしまうモノが、イカ用の仕掛けである。
自作すれば良いのに、つい“SALE!”の文字に釣られて買ってしまうのだ。
【釣り師は釣具メーカーに釣られてなんぼ】の格言の通り、自分もせっせと釣り業界にお布施を繰り返している。
話を元に戻そう。イカ釣りの常連さんは当然自分でカスタムした仕掛けを使っている。
前回、松大丸さんでパラソル級連発のヤリイカ釣行をしたとき、お隣にいた方がそれで、幹&ハリスが7号という豪腕仕掛けで、メダイも余裕でキャッチ出来るその仕様に、テル某は目からウロコがボロボロに落ちるほどデカルチャー。
しかし平日は午前様、週末は釣行、そして昼休みには職場近くの釣具屋というハードスケジュールを繰り返すテル某には仕掛けを作る時間が無いから仕方ないという言い訳をしつつ、一路館山道をすっ飛ばすのでした。

というわけでブランコ仕掛けを7つ、朝のスルメタイム用に直結を3つ持参。これだけ持って行けば充分だべさ、と思っていた自分。
そう、今はまだあんなことになるなんて、思ってもいなかったのどえす。


◆スタンプカード
それにしても少しずつ釣行を続け、もう少しで埋まる早川丸さんのスタンプカード。いやはや、こんなに釣りに来ているんだと、テル某もびっくりですよ。
船宿さんの駐車場に入れ、「おはようござぁ~ッス」と乗船名簿に名前を記入しようと……あれれ??

平日なのに、俺を含めて13名(現時点)ってどゆこと???

ちなみにカワハギは3名である。
このとき、確かにイヤな予感を感じていたんです。でも無理矢理その予感を押し込んで、港に向かうテル某でした。

さてさて、早川丸さんに出かける時は投入器を持って行かない。船宿に投入器があるからだが、自前の投入器を持って行くと船長に「ぁんだぁ~!?」と文句言われるので(殴)、チキンハートな自分は文句言われる位なら貸し出し投入器を借りるのですよ。
大船長は良い人かどうかは判りませんが、少なくとも確実に言えることはある、「口が悪い」。前回のイサキ釣行でも「ぁんだぁ~すくねぇなぁ~」と正直に口にしてしまうその素直さが時にカッチーーーン。げん船長(当時)に怒鳴っても良いけどさ、自分の頭の上でギャーーースと言うのは止めてほしい。スタンプカードがようやく満タンになる位の釣行回数しかしていない自分だが、異論は認めない。


◆まずは洲崎でスルメ
出船してすぐに反応を探る。朝一番のサービスタイムにスルメをゲットするためだ。他の船も随分と来ていて、群れがいる事実を裏付けている。
それにしても洲崎灯台が見える位置で深さがあるのかね???
そんなことを考えていると早速投入の合図。仕掛けは18cm直結/8本、中オモリは20号。ほいっと投げ、着底で130mほど。深くはないけど浅くもない。とりあえず人力シャクリで90mまで探って落とし直し。次は電動でウィンウィンウィンととにかくシャクリ上げる。

潮回りをして2流し目に自分に1杯。スルメはズン! っと来るから判りやすいし、脚が強いので早めに巻き上げてもOKなのが良いですよね。
次の流しで2杯追加して、ふと気付くと回りに勝山の船が。早川さんには中乗りが居ないので、沖干しを作るなら自分でやるのだが、今日は片舷7名、しかも自分は隅っこではなく胴ノ間なので、干し紐まで行くにも一苦労。後でまとめてやれば良いか。

ちなみに他船も沖干しの量は大した事はなく、釣れていると思われる人でも5枚程度。今日はノリが悪いのかなぁ?


◆布良沖へ
30分ほど走って布良沖へヤリ狙い。皆それぞれブランコ仕掛けを用意して、投入器にセットしている。
自分は中オモリを付けるかどうか悩んだが、一つ軽くしてダイワの15号のシンカーを付ける。こいつはいかにも抵抗が少なそうなので。
しばらく旋回して反応を探り、まずは第一投目。海面上に弧を描くカラフルなツノ達。さぁ行ってこ~い!

少しでも早く落とし込みが出来る様に、竿先を下げてカウンターを眺める。アナウンスは140mだったので、仕掛けの長さが10mだから130位でカウンターは止まるはず。となると10m上から誘い落としをしていくから120mから行くか。
まず115mで一度サミングストップ。海中で弧を描いている糸が徐々に直線に近くなっていく様に少しずつ落とし込んで行く。すると着底していない筈なのに仕掛けが止まる。落とし込みで乗ってきた様だ。
少しだけ下げて、ゆっくりと聞き上げ、ストップ、聞き上げ、ストップ。あれ? 外れたかな??? 今度はきちんと着底させてからシャクリ、止め、シャクリ、止め。10mほど上げると明らかなアタリ。ここからはシャクリ上げだけ、イカが抜けないようにスローで電動巻き上げON。さぁて、追い乗りしてくれるかな?

100mあたりまで探って、中速で巻き上げ開始。電動丸で速度18くらいですが、さて、何杯ついているかな?
糸を掴んで取り込み開始。直結と違って神経質にやる必要が無いのが良いですね。まずは1杯、良いサイズだ。そしてもう一杯、これもこの時期にしては大きいサイズ。一荷とは幸先が良い。これなら目標は上方修正していいよね? よし、目標は40に決定だ!


◆拾い釣り
連掛けが無い。
たまに2杯3杯と上げている人もいるが、流し替えた後の一投目で竿先を曲げている人が明らかに少ない。活性の高い群れに仕掛けが落ちた時には、着底前に受け乗りして、即巻き上げの人や電動が唸っている人もいて、船上がフィーバーするのだが……。

あと、風が強くなってきて、波が高くなり、バラシも増えてきている。自分も取り込み中にうねりを吸収しきれず、目の前でテンションが抜けたイカが泳ぎ去っていったのが3杯ほど。見えないところではもっといたと思う。

そして、海が悪くなるのと同じくして、潮もいまいちなのか、オマツリが多発。多分、風向きが変わるのと潮が変な具合に変わるのとで、船の立て方が微妙にオマツリシンクロしてしまうからだろう。あとはアレかな、底を引きずる人が多分いる…。


◆良い船宿、悪い船宿
サバも少ないってのに、これだけオマツリするのはコンディションの悪さに加え、今日の早川丸さんが満員御礼(?)だというのも当然ある。
船宿としては満員御礼なのだろうけれども、こちらとしてはたまったものではないわけで。悪い船宿を揶揄して我々は『奴隷船』と呼ぶけれども、このあたりのバランスは難しいですね。
カワハギとかの釣りモノだったらオマツリもたいしたことない。しかし中深場のこの釣りではかなり微妙な問題になるのでは?

平日に何でこんなに早川丸さんが混んでいるかといえば、人気の船宿で、かつ良い釣果が出ているからである。
その釣果は大抵、平日に出される。最盛期でなければ当然満員はなく、片舷5人くらいがせいぜいだろう。でも自分たちが釣行出来るのは週末だけ。しかし週末は当然混み合うので釣果が伸びない。こういう変な悪循環はどうにかならないものか?(今日は平日だけどね(殴))

自分が考えるのは少ない他船に移動させるとか、隣の港の船に移動させるとか、そういった『取り纏め役』が地元の船宿ネットワークにはあれば良いなぁ、という事。
港単位の組合みたいなものがあるのだとは思う。しかし遊漁船の船宿は基本的に自営業だ。自分で営業、自分で舵を握り、自分でメンテ。だから家族単位で営業されている所が殆どだ。

そこを変えることは出来ないだろうか?

港ごとの組合でも良いし、釣行案内所みたいな所を作って、宿の斡旋から釣りモノの手配、船の手配とか、仕立て船で乗りたい人の募集だとか、船宿がすべて行っている事を一括して請け負うネットワークがあれば良いと思うのですよ。

金谷の岡沢釣具店には、光進丸という船がありますが、基本は金谷の船に割り振りを決めて、それぞれの釣りモノに出す方式です。勿論アタリハズレの落差は激しいし、「何で???」みたいな所もあります。
でもこれは一つのヒントになると思う。


◆というわけで提案
基本的に「釣割」さんと同じですね。船宿に直接電話とかしないで予約が出来ること。
インターネットは微妙に敷居が高いので、電話受付システムをまず作る。そこに受付オペレーターを数人雇って、フリーダイヤルで共通番号で予約を行う。
船宿からの情報を、船宿の高齢の方でも出来る簡単なシステムを作り、ネットワーク化して、必ず偏る予約を、出船する船宿すべてに割り振り、一定の席をプールしておける様にしておく。

良い船宿にはたくさん人が入る、しかし評判の良くない船宿には人が来ない。それは仕方ない。
しかし、良い船宿さんでも「営業」が出来ずに埋もれている所がたくさんある、と自分は思う。
まぁ、ある程度高い意識を持った船宿さんだけになるのは仕方ないとは思います。
世代も変われば、半漁半遊漁でも何とか採算の取れる様になる、その様な仕組みを作れると自分は思うのですが、どうでしょう??


◆白浜沖へ
大きく移動して白浜沖へ。しかしテル某もオマツリに見舞われ、仕掛けを投入する事が出来ない。持ってきた7つの仕掛けも既に2つ。5つもダメにしたって、どゆこと!?
しかし反応はあるのか、小さいながらも最後に2点、3点と掛けて終了。
こちらのイカは、サイズが煮イカサイズなので、そのまま沖漬けにしたいところだが、とうとう今日は沖干しもせずに終了。ちょっとやる気ゲージがかなり低いまま終わってしまったイカ釣りでした。

とりあえず、イカはまた今度、白間津~千倉沖まで移動して、パラソル混じりになる3月に行く事にしようかな~、なんて思っていたりする。

  
タグ :ヤリイカ


Posted by テル某 at 00:21Comments(0)沖釣り

2011年01月20日

ジギング釣行<2011年2回目>

今日はコンディションが悪い。それは判っていたけど出かけてしまう。

“だって、黒潮が来てるんだモン”

近頃、黒潮の動きが激しい。寄ったり離れたり、時に大島を抜けてきたり。沖釣りを初めてからまだ4年位。陸っぱりから含めてもそんなに長くないけれども、その頃からインターネットで公開されている海水温の情報はチェックしてきている。
同船されている方々の様々な話を聞いていても、海水温の話になると「どうなってんだろうね?」という話になる事が殆どだ。

というわけで、新年早々黒潮が様々な魚を連れてきてくれる。
カツオにメジ。白浜渡船では専門に追いかけないために、近くに寄ってきた時だけ狙うのだが、釣れれば嬉しいターゲットだ。
夏前にカツオが釣れていた時、思いっきり乗り遅れたので、是非釣ってみたいターゲットの一つだ。

そんな期待を胸に、一路白浜へ。


◆なん……だと……!?
いや、何となく判っていたんですけどね。今日は風の具合が悪いって。
出船して港の外に出て行く途中、白間津側の堤防をどかんと越えてくる波(うねり)。
「うっは、何あのうねりの大きさ! ちょ……マジッスか!?」

東北・三陸沖で強烈に発達する低気圧が、大きなうねりを伝えてくる。加えて、風は西風。うねりと風が喧嘩して、潮の流れの方向によっては酷いコンディションになってしまうのだが…。

というわけで、2流しほどして、早々に沖目を退散。浅場を中心に流していく。深くて40メーターくらい。前回に比べてなんて楽なジギングなんだ。
まぁ、浅場ではジギングであんまり釣った経験が無いから、マイペースでやっていこう。あれ…そういえばイナダの群れが入ってきている時はトップでバカスカ釣った事があったっけ?


◆アタリはあるよ?
それはさておき、自分が使うジグは相変わらず150gのセミロング。マサムネは安くて釣れるので重宝しておりますよ。
ジャークは細かくワンピッチ。早めに巻いてくると反応。しかしフッキングせず。
下から食い上げる時、テールフックを付けていないジギングの場合、ここでアワセてもすっぽ抜けるだけでフッキングは出来ない。
魚がこのジグ、ジャークに反応しているのが判るので、このままペースを崩さず行けば…。そして、魚がアシストに掛かって重みが乗った瞬間にフッキングを完璧に……おっしゃ!!
追いアワセ2発にテンションを抜かずに巻き巻き、巻き……あれ? 軽いなぁ。
ググっと下に突っ込もうとする感じといい、小さなカンパチっぽい。

水面に上げてくると、やはりカンパチ。フックがしっかり口掛かりしているのを確認し、リーダーを掴んで一気に抜き上げる。
ようやくカンパチ、ゲットだぜ!


◆風と波とうねりと
さて、風が強く、うねりが大きい今日はなかなか青物の反応が悪い様子。あとはベイト次第かもしれませんが、沖目のイカ場は早々に上がってしまったみたいです。
根回りでトップを投げ続けていますが、そちらにも反応は無し。う~む、それにしても白浜でトップゲームは難しい。根回りが小さいですし、ポイントが限られるので、魚が付いていたとしてもスレるのも早いと思われます。

しかし少し走れば40~60mの深さがあって、浅場から中深場まで反応を探る事ができるのはここならでは。
あとは3方向が開けているのが良かったり、悪かったり。回遊が来るのが早いが、抜けていくのもまた早い。
う~む、白浜の良い点、難しい面、色々あるけどまぁそんな感じ。



というわけでカンパチ一本でしたが、もう少し引き出しを増やした方が良いかな、と思う今日この頃。白浜渡船さんは色々やってもOKですからね~。  


Posted by テル某 at 23:41Comments(0)ジギング

2011年01月15日

金谷の金アジ:勘次郎丸さんでビシアジ

“リクエスト率ナンバー1の釣り物”

ども、テル某です。
久々に、初心に戻って、ビシアジに行ってきました。
カワハギも良いんですが、どうしても「釣りを楽しむ」事に夢中になってしまうので、気楽にコマセ釣りもたまには良いでしょ?

というわけで、随分と久しぶりになりますが、金谷に行って参りました。


◆現在の釣り物はアジとタチウオ
現在、勘次郎丸の釣り物は、ビシアジと生きイワシ餌のタチウオの2つ。
いつか行きたいと思っていたタチウオ、今期は調子が良いみたいですね~。でも、とりあえず今回はアジで干物~。
今回は水深が結構深い時もあるので、電動を用意。久々に引っ張り出した旧電動丸1000H。大丈夫かなぁと動かしてみたら、動かないでやんの(殴)
メンテの方法も良く判らないし、やっぱりオーバーホールに出した方が絶対良いんだろうけど……。それなら新しいの買った方が良い気もする。こいつも良く頑張ってくれたよ。
それはさておき、せめてラインは新しいものに巻き替えておこうと思う今日この頃。



◆受付を済ませて
仕掛けを購入し、港へ。トモ側は埋まっているので当然ミヨシへ。
……コマセ釣りでミヨシ側って、どう考えても『死亡フラグ』じゃねぇか???
まぁ、気持ちよく釣りが出来れば問題ナッシング☆
しかしコマセ係になるのだけは勘弁、気をつけないと……。

キーパーをセットしようとすると、あれ? 入らない???
そうなのだ、勘次郎丸さんは船縁が低く、更にキーパーを付ける位置がギリギリなのだ。キーパーのサイズにもよるけど、自分のミニラークは噛ませ板無しでかなり難儀しました。あと完全に締め込めないので、波と風でキーパーがガクガクとクビを振るのが悲しい…。まぁミヨシの斜めになっている所が特にギリギリなんですけどね。


◆一路北上
港を出て、向かうは竹岡沖。どうやら魚礁回りを流す様子。
いつもは航路回りが多かったけど、ここにアジが回ってきているとなると……今回は数釣りが期待できるかも☆
というのも、竹岡沖(湊沖?)の魚礁回りは浅く、18mくらいが平均水深だったはず。

というわけで到着しての一投目から、しっかりアジが食らいついてきてくれました!
ムーチング竿が綺麗にしなり、巻き上げスイッチON! …しかし巻いてくれない電動丸。というわけで必死こいて手巻きする自分。まぁ良い運動になるっちゃ!

ビシが上がってきて、ビシをコマセバケツに入れ、手を伸ばしてクッションを掴み、ハリスを掴んでさっと抜き上げる。一投目から一荷とは幸先良いぜ!


◆北の風が強く…
今日は北風が強い。昨日の西風に比べれば、出船出来るだけまだマシなのだが、大貫海岸辺りから吹いているだけなのに、こんなに波っ気があるなんてどゆこと??? 一応風裏でしょ?
そんな内心のツッコミ何のその、風が吹いて波が立って、ミヨシは大揺れ、アジはバレまくり。
多分、20以上はバレたと思うよ俺。
180のムーチング竿でも厳しいとなると、240のマダイ竿とかだったら、多少はバラシが減るのかなぁ…。

それと、最初のペースこそ良かったが、徐々に隣の方との差が開いていく。
こちらは一点、そちらは三点掛け。こちらはノーバイト、そちらは一荷。
……むぅ、潮の影響もあるとはいえ、これだけトモ側有利というのは何とも…。少なくとも、棚ボケは無い……はず。

3時間ほどして、10時半頃にアタリが無くなって、南下。ようやく場所移動だ。


◆サバ???
この釣りはどうしてもサバに邪魔される。船長も「サバ捨てないで」と途中から言う様になったが、それでも仕掛けがぐちゃぐちゃになっているのを見ると「チィ!」と舌打ちしたくもなる。
しかし、今回は家族から「サバ指令」を受けており、全部持って帰る厳命を受けているので、とりあえず血抜きバケツひとつ用意して、サバを入れておく。
ゴマサバの旬は夏、マサバの旬は冬。出来ればマサバが欲しい所ですけどね。いるのかねぇ、この時期の東京湾に、マサバ?

残り時間はもう少ない。必死にコマセワークを行い、仕掛けがきちんと漂う様にするが、なかなかヒットしない。潮が止まったのか???
そんな中、竿先をゴツゴツと叩くアタリ。なんだ、またサバか~。と言いつつ巻き上げスイッチON。
どうやら、グリスが固着したか何かで、モーターが回らなかったらしい。今は普通に巻き上げ位は出来る様になっていますですよ、はい。

そして上げてみれば、なんと
「アジだ!」
サバみたいな引きをするアジ、つまり
「でかっ!?」

隣の方に聞くと、「ああ、サバかと思うでしょ。でっかいアジってそんな感じだよね」との事。ほへぇ~、初めて釣ったよ、こんなデカイ金アジ。


その後、ぽつりぽつりと拾い釣りをして終了。
とにかく釣れている時に一気に数を伸ばす事が、釣果を増やす一番のポイントなのでしょう。「後で釣れるから良いや」というのは無いのです。


とりあえず、目標にしていた60は行かなかったけど、金アジにしては大きい個体ばかりで、かなり冷蔵庫が豊かになりました。



アジのサイズ比較、こんなでっかいのでも金アジ



尻尾が青物特有のイエローテール


金アジはお裾分けしても「美味しい~」という反響がデカイので、リクエストされることが多いです。
また釣りに行きますね~。そのときは宜しくおねがいします。

  


Posted by テル某 at 02:36Comments(0)沖釣り

2011年01月09日

2011年釣り初め:白浜渡船

“あけましておめでとうございます”

今年もこのブログを宜しくお願いします。m<__>m
まぁ、来る人も少ないブログですから、マターリのんびりやっていこうと思います。

今年の釣り初めはどこにしようかなと思いつつ、やはりというか白浜渡船さん。
2日からやってる所ってそんなに無いし、ここの所海が大荒れで南房は出船出来ない日が続いたのもあります。
確か平野船長のブログでも書かれていたけど、普通冬型っていうと北西風になるのだけれども、今年は何故か『西風』になっている。なんで???
一因として低気圧がベーリング海付近で猛発達する事無く、銚子沖や仙台沖、三陸沖辺りで発達しているケースが多いこと。日本海を移動する低気圧が多く、南西風が吹き込む事が多いこと。何よりシベリアの寒気の押し出しが緩く、不安定な気候になっていた事が挙げられます。12月でも寒い日がそんなに無かったし。

さて、見事に冬型になった元旦、そして2日の釣行日。朝イチでフロントガラスの砂埃を洗い流したら、そのまま凍ってやんの(笑)
特にワイパーを動かしたらジャリジャリとシャーベット状に。室内を暖かくしないと溶けないなこりゃ。


◆白浜渡船でジギング
そういえば久々のジギングであります。タックルは何時行っても良いように、車に常備してあったりするのですが、海がよろしくなく、11月からまるヒト月以上行っていなかったなぁ…。そういや11月はインフルでダウンしていたっけ、俺。
というわけでリハビリを兼ねて、プラス、運動不足解消も兼ねて、一生懸命ジャークる予定でありますよ!

さて、フロントガラスが凍る事に閉口しながらも、いつもの乙浜港に到着。多分、千葉で一番遠い港なのに、来ている時は毎週来ていたもんなぁ。
さてさて、今年一番のクジ運は……? 悪くない(笑)
昨年末に釣り運を使い切ったかと思ったけど、どうやらまだまだ自分にもツキがあるらしい。
「新年早々木馬と出会うとはな…。私は運がいい」


◆反応が?
近頃ようやくジギングでのアタリというか、ジグに魚がアタックしてくる感触が判る様になってきて、ようやくジギングの面白さが判りつつあるテル某です。
さてさて、久々のジギングですが……身体が……

身体がジギングを忘れている!?

という感じがする。
寒いから着込んでいるというのもあるかもしれないけど、なんか「しっくり来ない」。
毎週来ていた時には6時間ぶっ通しでジャクり続けても平気だったのに、開始1時間でもう既に肩が張ってくるのが判る。このままだと肩がつかえない分、多分腕でジャクろうとするから、腕が上がらなくなってくる筈。

前は『胸を使って』、体幹部を十全に使う事で楽にワンピッチ・ジャークを行う事が出来ていたのに、今はリズム良くジャークを行う事が出来ない。参ったなぁ。
というわけで素人同然に戻ってしまい困惑するテル某でしたが、ジグにじゃれる魚の反応をキャッチ。
しかし、その流しではアタリ無し。


◆「沖へ出します」
「はい、良いよ~。水深98mです」
え~~~、何この水深!?
ヌルいジギンガーのテル某にとって、この水深は結構辛いです。

浅場の反応が無く、船長が向かった先は野島と乙浜の中間あたりの沖、いつものキューゴ根回りを外れた位置。どうもベイトの反応が無いらしく、魚がボトムに張り付いていて、反応を探るとこの辺りになっているとの事。

むぅ、ただでさえジギング身体になっていないってのに、この深さは拷問? というかトレーニングだと思えばこの深さでも、もっとカロリーを消費してやるぜ!!
潮がそんなに飛んでいないので、ボトムを取るのは難しくない。
しかし70m辺りに潮の境目があるのか、そこから下がかなり“重い”。ボトムはラインで105m程度。そこからいつもの通り、20シャクリ。そしてもう一度底を取って、20シャクリの繰り返し。

「はい上げて~、回るよ~」

うぉおおおおおおおおおおおおおおおおお(必死こいてジグを回収中)
回収も一苦労だぜ!


◆一本上がったら…
それまで外道は何本か上がっていたけど、やはり青物が上がると船上の雰囲気が変わる。
「あれ?」と思う時はあったけれども、90m以上ラインが出ているので錯覚かと思っていたら、1本目のサンパクが上がる。
よし、俺もやったらぁ! とばかりに100m先のジグがきちんと動くように鋭くワンピッチ。
こんにゃろ、こんにゃろ! フンっ、フンっ、フンっ…

「キタぁっ!! フンっフンっフンっフンっ!!」

ラインの抵抗なんのその! フンフンフッキングや!!
久々だなぁ、ドラグの出る感覚ってのも。
しかし、80m位でヒットさせたので、まだあと60m近く残っている…。ウルトラジグマンの色がもう一週しないとダメなのかよ…ふぅ…ふぅ。
これしきで息が切れるなんて……どんだけ体力無いんだ…よっ、俺…はっ……

がっちりフッキングされていれば、イナダやワラサならば問題ない。ゆっくりと上げてくれば……、無事船長のタモに収まり一息。
「あざーっす!」

今年初物☆ゲットだぜ!!

その後、白浜渡船にしては深めの場所を転々としつつ、たまに外道が上がりつつ、沖上がり。
自分はこの一本だけだったけれども、ジギングではボウズ釣行が続いたこともあって、久々に嬉しい釣行になりました。
なんてったって、2011年の初釣行ですから!


追伸:帰りがけ、家族と安房神社の初詣で合流しようとしたら、物凄い渋滞でワロタ。
まぁ、ここは車で来るしか無いからなぁ。
  


Posted by テル某 at 01:03Comments(0)ジギング

2011年01月01日

2010年釣り納め:ヒラメ@大原

“寒い時期でも、釣れればホコホコ”

さてさて、とうとう2010年も終わりを迎え、釣りの総括をしなければと思いつつ、まずは大掃除から。外回りと部屋、車を綺麗にした後、ようやく釣り道具の整理に。
釣りを再開してからもう4年近くになるのか~。このブログも2007年から始めて、なんだかんだで続けてきているけど、去年あたりから釣行しても記事書かない時も多いし……。
特に、今回もせっかくヒラメを釣ったってぇのに、魚の写真が一枚も無いし…。もうね、バカなの? シぬの?


◆大原・長福丸さん
昨年、釣り納めがこの大原は長福丸さん。釣りモノはショウサイフグ。そういえば今年、飯岡でショウサイフグの釣果が夏頃出ていて、釣りに行ったっけ? あれ、9月頃だったっけ? 忘れてしまったよ(殴)
それはさておき、長福丸さんは通常3隻体制の大きな船宿さんなので、とにかく朝イチのラッシュは凄い。運良く駐車場が空いていたので入れさせてもらって、受付を済ませる。T氏はいつもの通り早いお着きで。場所はミヨシ側3番目をいただく、どもです。

さて今日も寒いが、今回は低反発クッション入りの磯用ヒップガードを装着しているので、尻から来る冷たさは大分ラクになったのではないかと思う。特に腰裏と腿裏に貼り付けカイロを装着しているので、これも良い感じに身体を暖めてくれている。
防寒対策はやればやった分だけ暖かくなるので、冬の寒さは自分は平気なのですよ。夏の暑さは衣類じゃどうしようもないので、苦手なのですよ。


◆ヒラメ釣り
先先々々週に板倉丸さんでリレー釣りをやった時に、久々にヒラメを釣っているので、ある意味気楽な釣行の大原沖ヒラメ。出来れば外道のアレとかアレとか掛かってくれたらラッキー☆なんて事を思っていたりする。

さて船が港を出て、どちらへ向かうかな? と思いきや、5分ほどでもう流し始め予告アナウンス。
「準備しててくださ~い」
随分港に近い位置で始めるんだなぁと思いつつも、鰯をバケツの中で掴んで針を付ける。孫針は背中側と腹側の人で分かれるけど、自分は肛門辺りに孫を打つ事が多いです。

それにしてもまだ空が暗いので、手元が良く見えない。海面も当然良く見えない。こんな真っ暗な時にヒラメ食ってくるのかいな??? と思いつつも合図と同時に投入。潮が速いのか、船底へ消えていくライン。サミングしながらゆっくり落としていくと、20mほどで着底。底を2回ほど取り直すと、大体の水深は18m位だった。オモリをゴツゴツと叩く感触に根回りで高低差のある場所だという事が判る。ちなみに反対側の人が探検丸CVを装着しているので、チラチラと振り返りつつ海底が上がっているのか、下がっているのかを盗み見。
そういえば探検丸、ミニってのが出ているみたいですね。新品で2万切ったら絶対買うのになぁ…。


◆底を取り直すことが…
相変わらず潮が飛んでいて、少しでも気を抜くと船底をこすりそうになっている。
アタリが無かったのか、巻き上げの合図。だいぶ仕掛けが流されていたために、流れに逆らってえっちらおっちら。これは巻き上げも大変だなぁ。ぐるりと潮回りして流し直し。
合図と共に仕掛け投入。今年は随分とイカ釣りに行ったので、

合図→反射的に投入

という脊髄反射がすり込まれている俺パブロフの犬状態!?
底を取ると先ほどと同じ水深。棚を切って、しばらくアタリを待つ。相変わらず潮が前から後ろにすっ飛んで行くので、ゆっくりと底まで落としていき、底を取って、棚を1m切る……
グィ、グゥーーーーーーーーーーッ!!
うはっ! 着底で一気に持って行かれたよ!?
前回もそうだったけれども、上から降ってくるイワシには、ヒラメは反射的に飲み込む様に食らいつくのではないだろうか??

そんな『ヒラメ落とし込み釣りメソッド』を頭の中で組み立てつつ、テンションを抜かない様に、ゴリゴリと巻いていく。水深が浅いから、とにかく暴れる暴れる。コンチクショー、こんにゃろ、こんにゃろと思いつつ上がってきたのはヒラメ。船長のタモに無事ネットイン!
やった! 船中一号ゲットだぜ☆
2kg弱ってところかな?? 前に釣ったのよりもサイズアップ。

それにしても、ここの所デコ無しで、俺ちょっとツキが回ってきたんでないか、俺(笑)


◆船中でぼこぼこと
夜が明けて、船は港前から岩船沖へ少し走る。
水深は相変わらず20~15m位で、今になると判るけど潮は濁りが多め。ヒラメには良いのかな? 風はそんなに吹いていないけれども、あとは潮の具合だけかな。
そんな事を思いつつ、右の人、左の人、トモ側の人、反対舷の人、あちらこちらでヒラメが上がっている。T氏にもゴッゴッ…という見るからにヒラメのアタリがあり、残念ながらそのときは食い込まなかったけれども、その後、見事1キロ半くらいのサイズを上げてました。おめでありますよ。

さて、次は俺の番だと竿先に集中、集中……集…中、ハッ…いかん、いかん。眠りそうになっていたわい。
それにしてもアタリのある人には集中するのがこの釣りの不思議な所。

「そして俺にも待望のアタリが」(ナレーション風に)

竿先を叩くコツコツというアタリ、もしくは暴れるイワシ。違和感を抱かせない様に、竿を送り込んで「食い込め…食い込め…食い込め」とぶつぶつと念じる俺。


◆イワシ・アジ変化(へんげ)
「まだか、まだか………まだなのか???」
生命反応が無くなったので不思議に思い、巻き上げてみると、なんとエサのイワシがジンタアジに変わっているではないか???

多分、イワシが逃げて、アジが針に掛かっただけなのだろけれども、なんとも不思議な話である。鼻掛けにしていたのが良くなかったのかな?
今回のイワシは結構大きい(14cm位が平均サイズだった)ので、丁度良いジンタ(10cm)をそのまま針付けして、底へ送り込む。アジが群れているのなら、このエサはまさにマッチ・ザ・ベイト! …というかそのまんま(殴)

元気に泳ぐアジの感触が伝わってくる。すると…

ゴッゴッ

アタリだ! アジだからイワシと違って簡単には飲み込まない。とにかく待ちだ!
竿先がククッと揺れる、食い込め、食い込め、まだか、まだか……ひたすら祈るしかない。竿はもう1mほど海面に突っ込んでいる。ぐっと重さが乗った瞬間、おりゃっとアワセ。



抜けた……orz

巻き上げて確かめてみると、アジにくっきりと歯形が付いている。居食いしてんのか??
それとも孫に違和感感じたか、アワセが早かっただけなのか、……真相は魚に聞いてみなければ判らないけど。

その後にイワシで一匹追加して、アタリがパタリと無くなり、時間が来て終了。


岩船沖、アタリが無いので置き竿(殴)

2キロ弱のヒラメが2枚、正月はごちそうになりそうだ(笑)
正直な所、運の要素が高いと思えるヒラメ釣りで2枚取れたのは『自分的に』非常にツイてる証拠。

「終わりよければすべてよし!」
2010年、良い締めになりました。
  


Posted by テル某 at 03:38Comments(0)沖釣り

2010年12月22日

ひとつテンヤ☆デビュー@大原/板倉丸さん

“ここまで随分長かったなぁ?”

『思い立ったら即実行!』な事もあるけれども、『思い立ったが全然前に進まない』事もある。

だって、人間だもの テル某

その、思い立ったが全然進まなかった事、それがこの「一つテンヤマダイ」です。
釣りに関しては“結構フットワークが軽い”方のテル某ですが、何となく行く機会を逃してきた……というか、行く気にならなかったのは何故だろう??
多分、タックルが問題だったんだと自分なりに思ったりする。何が問題だったのか?
一応、貸し竿も用意されているだろうし、スピニングリールも多くあるので問題ない。
0.8号と0.6号のPEを巻いたリールに替えスプールも揃え、2.5~3.5号のフロロリーダーも随分前からきっちり結束して、半年前からスタンバイおkな状態だった。


◆大原の板倉丸さんに決めました
年末進行から解放され、釣り納めはヒラメに行く事が決まっていた12月中旬。なんとなく「ひとつテンヤにでも行くかなぁ」という気分に。
大原ではどこでも出船しているのですが、何となく見ていたブログに「板倉丸」さんの記事が。何となくですが決めました。

板倉丸さんは今期に始めたばかりの船宿さんで、いわゆる船宿ホームページは無し。現在はブログで釣果や予定を更新されている模様。

<板倉丸>
http://blog.ap.teacup.com/itakura-maru/


船はこの大きさです。一つテンヤで有名なき栄丸さんと同じ船体ですね。

電話で予定を聞いてみると、なんとヒラメとマダイのリレーで予約が入っていて、追加OKらしいので、自分1名追加でお願いする。
さてさてヒラメの道具も用意しなきゃなぁ。


◆大原港
さてさて、久々の大原港。前回は昨年末のショウサイフグ。一年ぶり…だっけ? いや来た気もするけど、ヒラメは久々。
板倉丸さんの船着き場は港の手前側、長福丸さんよりもさらに先に行って、天の清栄丸さんの釣具店の横を港に入った所です。
とりあえず、どの船か暗くて判らないので、車を停めてうろうろうろうろ…。それらしい方に声を掛けてみると、船長でした。

支度を終えて、同船の方とあれやこれやと話をしていると、すぐに出船に。まずはヒラメから狙うそうなので、竿と仕掛けの準備を行っておく。
それにしてもここのところ、寒さが一気に厳しくなり、メタル両軸リールが冷たくてしんどいですわ。同船の方に薄いゴム手袋を頂き、鰯のエサ付けがラクになりました。これ売ってないかなぁ?


◆久々のヒラメ釣り
さてさて、まだ暗いですがひと流し目開始。ポイントは浅く、15mそこそこ。オモリを着底してから1mほどタナを切って、手持ちでひたすらアタリを待つ。
うねりはそれほどでも無いけれども、波の影響を受けやすいミヨシに陣取っているので、棚ボケしない様に慎重に竿先を上下させる。アタリが無ければ底を取り直して、また1m上げる。
船長も何回か流し直し、ポイントも少しずつ変えていくが、まだ船中で揚がっていない様だ。
たま~にアタリらしきものもあるが、さてさて?
ふぅと息を吐きながら、底を取り直し、棚を切ろうとすると竿先がぐんっ! と入った。
「キタッ!」
今回もまた「釣れちゃったヒラメ」だが、まぁ結果オーライ。これが船中1枚目となった。
その後、ぽつりぽつりと上がるものの、後半戦へ。


◆いよいよ一つテンヤ
潮回りして、パラシュート・アンカーを投げ込み、いよいよ一つテンヤの開始。
ちなみにヒラメが釣りたい人はそのままヒラメ竿を入れている。ポイントは同じなのだそうだ。根回りなのかな??

さて、自分のタックルだが、エギングタックルをそのまま使いました。
『底を取って、フォールでアタリを取る』という性質が似ているのと、感度の良い細糸タックルはこれしか無かったからというのが正直な所。一応オールチタンガイドのモデルだし、86Mで柔らかめだし、まぁ悪くないチョイスだと思う。0.8号を210m巻いてあるので、高切れしても大丈夫。
ちなみにラインはナチュラムで売っているユニチカの『エギングスーパーPEⅡ210』。色分けが一応3色ですが、薄緑と蛍光緑の色分けが見にくいかな? でも着色ラインで5mマーカーもあるので、一応オススメしておきます。
興味のある方は文末にリンクしておきましたのでそちらをば(笑)

エビの付け方はシマノTV他、番組や雑誌記事の通りに適当に。
軽く放って投入するのはジギングの時のクセかな? パラシュート・アンカーで流しても、テンヤが軽いから、潮上に投げた方が誘いの時間を多めに取れる、というのもあります。
さて糸を多めに繰り出して、ゆっくりとフォール。10mほど糸を出した後は軽くサミングしながら、きちんと底を取れる様に、糸のアソビが少なくなる様に落とし込んで行く。

糸がふっと弛む。根掛かりしないように底を切ってから2mほどシャクリ上げ。少し止めてからフォール。すると竿先に“カリカリ”という様な感触が。
「?」
合わせて良いのか判らないが、何かが囓っている様にも思えるので、軽く聞き合わせ。しかし感触無し。そのままフォールしていると同じようなカリカリとした感触。フグか? と思いながらゆっくり合わせてみると竿先がガッガッガッと揺れる。先日行ったカワハギの様な感触、こりゃアレだ。
予想に違わずウマヅラ。外房はこいつが非常に多い。孫針だけどしっかり口にフッキングしてるのが良い感じ。親針にフッキングはスレじゃないと無理だな(物理的に)。
その後、更にウマヅラとベラも追加しながら何度か流し替え。こちらにはまだだが、本命がちらほらと。船長が釣っているのしか見えないが、参考にするとこんな感じ。
大きく誘い上げるのをやめて、1m半ほどピッとシャクって、あとはテンヤのフォールに任せる釣り方。タテのスラックジャークって感じで、変化があれば即アワセ。それとかなり軽いテンヤを使っていた。
2度の釣行を経た今なら判る、確かにテンヤやカブラは軽い方がアタリが出る。これは言われている通りだ。

さて、6号のテンヤで底を取って、上げるとガガッと竿を叩くアタリ。アワセられなかった。

「エサが付いていれば落とせば食ってくるよ」

とすかさず船長からのアドバイス。そのまま落とし込み…来るか……来るか……来ないかぁ?
あれ? 底に着いたかな? 糸が止まっているのでシャクリ上げると掛かった!!
どうやらフォール中に吸い込んだらしい。こういった「竿先に出ないアタリ」をラインの変化(糸が止まる、糸が走る等々)で見極めて掛けるのがこの釣りの醍醐味だろう。……って何かカワハギ釣り的な釣り方になってる!?

ぐんぐんぐぐぐぐーーーと竿先を叩く。軽いけどこれは鯛だろう。
ぐりぐりと巻き続け、海面に浮いてきたのはマダイ! やった、初マダイゲットだぜ!

その後、ハナダイやらウマヅラやらと遊びつつも、なんとかもう1枚マダイを追加して終了。
ウマヅラが餌を囓る“カリカリ”という感触は判ったし、ベラはどうやら食いついて泳ぐ感じ。どんどんデータを蓄積していって、自分なりの『釣り方』を作っていきたいです。


◆そして翌週、再度板倉丸さんへ
翌週の19日、前回は2枚で終わってしまったので、なんとかリベンジしようと連続で板倉丸さんへ。
タックルは前回と一緒。ただ、テンヤは軽めのものをメインにチョイス。前回根掛かりロストをした5号のテンヤと4号テンヤをメインにラインナップ。

今回の釣座は大トモ側。やった、揺れが少ないぜ! とか思っていたら今日はうねりが大きい。波はそんなに無いけれども、うねりがあると底を取るのが難しい。底が荒れてるんじゃないかなぁと思ったら、今日はどのポイントで流してもエサ取りが少ない。ウマヅラの猛攻もないし、根回りで元気なのはベラばかりなり。
でも釣っている人は小型ながらぽんぽんと釣っているし……。テンヤを重くしたり、軽くしたり、いろいろやってみたけれども、釣れずに本命無しで終了。


次回は乗っ込みの時に行くか? 少なくともコンディションの悪くない時に行きたいなぁ。
船長が「釣れなくて申し訳ない」って言っていたけど、こればかりは潮とか風とか、自然相手だから仕方ないですよ。

そういえば帰港中に事故があったとかで、板倉丸も現場に急行。なんと小型漁船(船外機船)がまっぷたつになっている。海の事故は初めて目の当たりにしたけれども、これだけ開けた所なのに衝突事故が起こる事があるんだと、少しショックを受けました。



というわけで本日の釣果……というわけでもなくて、船長が釣った分から頂きました



塩焼きサイズなのですが、1枚だけ刺身でいただきました。鯛のアラ汁はやはり格別です




次回は絶対にデカイのを獲るぞ~~!!




ユニチカ(UNITIKA) キャスライン エギングスーパーPEII210(フロートタイプ)
ユニチカ(UNITIKA) キャスライン エギングスーパーPEII210(フロートタイプ)

現在50%引きのエギングラインです。これなら水深50mで大鯛が掛かって120m引き出されてもまだ大丈夫! フロートタイプですが、トラブルの無さは折り紙付きです。
マーカーの配色は、色落ちするとライトブルーとライトグリーンが見分けにくいのが少々難点ですが、良いラインです。一つテンヤ専用ラインは各社が出していて、それぞれ高比重、低抵抗、編み方の違いやら工夫されていますが、ナチュラムで購入する事が多い方ならこのラインをチョイスに加えても良いと思います。おすすめ!

  


Posted by テル某 at 23:56Comments(0)沖釣り

2010年08月15日

やっぱ近場は良いなぁ~:富津沖でのマダコ初挑戦

“イカとは違うのだよ、イカとは!?”

さてさて皆さん、今年は暑い夏になりそうですねぇ。自分は部屋にクーラーが無いので、かなり夜は参っています。まいっちんぐ~~。
とまぁそんな具合に脳みそがメルトダウン。トロトロにトロけて汗と一緒に流れていってしまった様な感じです。

熱い日中は日陰でじっとしているシーバスの如く……と言えば聞こえは良いのでしょうが、パンイチでゴロゴロとテレビ(主にようつべやニコ動)を眺めているだけの40前のオッサンと言えばもう駄目人間標本ここにあり! という感じでしょうか。

それはさておき、行こう行こうと思っていた釣りのひとつ、マダコ釣りに行ってきました。千葉側では主に富津港から出船しているので、いつも行っている白浜や洲崎、江見太海に比べれば、かなり近い場所です。
5時集合との事なので、4時前に出発。いつもの通り穴川から京葉道路に乗ると、さすがに夏休み、こんな時間から結構混んでいる……あれれ? なんか変だよ??
道行くクルマのナンバーに「品川」やら「横浜」やらが結構目立つ。そりゃ夏休みだし…でもアクアが開通してからは房総方面への京葉道路・下り線はほとんど横浜ナンバーは見掛けなくなったんだけど。

そんなこんなで木更津南までのんびり30分、そこから20分ほど走って富津港(旧港)に到着。いつも片道2時間近く走る釣行ばかりしていると、片道1時間以内となるとかなり楽だなぁ、と感じます。

◆富津港・みや川丸さん
今回の船宿は「みや川丸」さんです。実は平日に休暇をとって、マダコ釣りの予約をしたのですが、南西風が強くて出船中止。今回の釣行になったわけですが、今日はベタ凪の予定なので、釣りのコンディションとしてはかなり良いはず。

受付を済ませて、釣り座は船長の近くという初心者の定位置。何しろ「手釣り」ですよ、手釣り。場所決めが終わり、定例の初心者講座ターイム☆
テンヤの小突き方、アタリの感じ方、出方。アワセ方に手繰り方、その他諸々注意点を受けて、自分なりにシミュレーション。手繰りはイカの直結仕掛取り込みと同じ要領でやれば問題ないかな?


◆まずは第二海堡へ
さて、港を出てまず向かうは第二海堡。自衛隊のレーダー基地があるみたいだなぁ…と思っているとどんどん近づいて、目の前で停船。船長が潮の流れを読みながらようやく第1投目。軽く放ってテンヤを沈め、着底してさっそくコツコツと小突きをはじめる。小突きは肘でやると大きくなりすぎて、底を切ってしまうので、手首の返しだけで「ぷるぷるぷるぷる」とやるのが良いらしい。少しでも違和感を感じたらひと呼吸置いて大きくアワセる。
…やば、根掛かった……と思ったらなんとか取れた。テンヤの針が上を向いていれば問題ない筈なんだけど、確かに底の様子はカケアガリになっていて、多くの捨て石がゴロゴロしている感じ。これは気が抜けない釣りだなぁ。

結局、第二海堡周りでは船中2杯ほどしか上がらず移動。富津岬南側をひた走る。
到着した所はボートやらが固まっている近辺で、魚礁とか底にあるのかな?? とりあえず8mからスタート。ひと流し目ですぐにマダコが上がり、否応にも期待が高まる……のだが、アタリが判らない。一度、なにやら違和感を感じてアワセてみたのだが、空振り。カニの足は囓られているのだから、もしかするとタコだったのかも。


◆また空振りかぁ
何となく違和感を掴んではいるが、ひたすら空振りを続けるテル某。しかしようやくコツコツと小突いていたテンヤが明らかに動かなくなる感覚があり、「いち、にーの、さん!!」で大きくアワセと同時にひたすら手繰る、手繰る、手繰る!!
明らかに重い、しっかりと乗っているのが判る。とにかくテンションを抜かない様に、手繰りつつ船長に「来ました!」、タモを持って飛んでくる船長が「腕伸ばして!」底に張り付かれない様に腕を目一杯伸ばして手繰り、タコが見えると同時にさっと船長のタモにネットイン!

良い型のマダコである。キロアップはあるみたいだ。初マダコ、ゲットだぜ!!

船長からネットを貰って、マダコを入れて、首のところをぐるっと縛って、バケツの中へ。う~ん、タコってでかいなぁ…。イカと違って、脚の太さがこんなに大きいとは…。

その後、触った感触はあったけれども上手く掛からず、結局この一杯で終了。それにしてもアタる人がかなり偏っていたのが印象的。一体ナニが違うのか・・・? 次回は色々と用意していこうかな。


◆タコ飯、茹でダコ、刺身にetc.
富津からだと帰宅も楽ちん。2時には家に戻り、早速下ごしらえから。まずは内蔵(頭?の中ね)をひっくり返して取り出して、大量の塩を使ってヌメリ取り。ひたすらごしごし、ごしごし。濯いで取れていないヌメリをまた塩でごしごし。


ボール1杯のマダコ。これで1頭なんだから凄いなぁ

完了までに30分くらいかかったかな? 4杯5杯とか獲っていたらもっと時間が掛かったかも? なんて獲らぬ狸の皮算用。


下ごしらえが終わってにょろ~~ん、このまま足先からゆっくりと鍋に入れて茹でる

晩飯まで時間があるので、みや川丸さんから頂いたレシピほか、ネットで調べてみる。ふむふむ、こんな料理があるとは……メモメモ


足3本でも4人分の刺身が充分取れるのですよ

まずは茹で蛸を刺身にして食べる。プリッぷりで旨いのなんの、味の濃さが違うのですよ。
残りはタコ飯になりました。
  


Posted by テル某 at 02:17Comments(0)沖釣り

2010年08月02日

沖干しが造りたいよぉ~(7月某日)

“魚とイカの両方ゲット計画承認!”

ここの所、イカばかりを狙っていたので、魚を釣っていない事に気付く俺。
冷凍庫にはストックのイカが多少残っているが、魚ってな~に?? 状態な近頃の釣り。
でもイカ釣りに行きたい、魚も釣りたい。

というわけで、久々の「リレー釣りじゃぁあああ!!!」
場所は江見吉浦港の渡辺丸さんです。

アジやサバ、良いときにはクロムツをゲットしつつ、後半はスルメを狙う、まさに一挙両得ムフフのフ☆


★江見までのんびり
のんびり走ろう千葉の道~と言いつつ、なんで30km/hで走ってるのよこの子達!?
どうやら夜中にのんびり走って、海水浴に来たクルマらしいが、それにしても遅いだろ? せめて50km/hくらいで走ってよ!!
そりゃさぁ、確かに街灯が無いし、急ぐ必要も無いならのんびり走ると思うよ。でもね、後ろに10台以上近くクルマがつっかえているってのに、30kmで走るのがわからない。さっと広めの路側帯に停めて、後ろの速い車を先に行かせてあげれば良いのに…。
仕方ないので白線区間で抜いていきました。
でもまぁ、無理しない走りをする事は当然、安全に注意しよう。


★今日は少ないねぇ
港に到着して、釣り座は片舷3人なのでとりあえずトモ寄りの胴の間。ここが一番揺れないんだよな。しかし今日はこちらが日向側だという事に気付いていなかった……orz

港から30分ほど走ってクロムツ場に到着。そろそろ夜が明けるなぁ、ご来光☆
オモリは棚が浅めなので150号。第1投目、まずは底を切って、少し上下させる。棚を上へ探っていくと竿先を叩く様なアタリ。お、なんだ? アジっぽく無いけど。10mほど手でゆっくり巻き上げて、電動スイッチON。さ~て、何が掛かっているかな~。
サビキ仕掛を手繰っていくと、お、付いてる付いてる、小さいけどクロムツだ!
初クロムツ、ゲットだぜ!

その後、4匹ほどクロムツ、サバその他を追加し、朝イチの中深場サビキは終了。大きいものは30cmくらいあったけど、全体的に小さいのばかりでした。でも釣れたからいっか。
船長いわく「今日は少ないねぇ」との事。ちなみにあまり追い食いを狙うと6号ハリスでも切られる事があるから、早めに巻き上げた方が良いらしい。スミヤキとかもいるからね。


★スルメはどうかな?
まずは小湊沖でイカ開始。朝イチのサービスタイムになんとか釣果をのばしたい所だが……。直結18cmでとりあえずスタート。潮の具合はさてどうだ?
着底から底を切って、イカにツノを見せてから少しずつシャクリと巻きのスピードを上げていく。

「フンフンフンフンフンッ!」
(出た!フンフンシャクリや!!by彦一)

まるでジギングである。しかしうるさい事この上ない。まあ今日はそんなに混んでいないし、直結仕掛けはオマツリに強いし、自分のペースでやっていこう。
50mほど探ってからもう一度着底して、今度は電動シャクリ。

ウィンウィ~ンウィンウィンウィ~ンウィンウィ~ン

これもけっこう五月蠅いかも(苦笑)
そしてもう一度着底してから、更にウィンウィンやっていると…

ズシン!

よぉし!乗った!!
テンションを緩めずに、スピード早めで巻き上げスイッチON! 一番バラシ易いのが電動が止まってラインをつかむ瞬間だと思う。
逆に取り込み時も注意が必要だが、仕掛けを下方向に落とさない様にたぐり上げればバラす事は少ない…と思う。
スミを吐きながら上がってきたのはこの時期では大きめのスルメ。さて、ペースが上がればどんどん沖干しにしていくぞ~☆

さてさて移動の最中に早速イカを捌く。自分は背骨の軟骨を下に置き、暴れるイカを頭に包丁を入れて締め、上側を開き、眼を取りトンビを取り、ワタを取り、スルメの肝は後で良く水を切って、塩を敷き詰めたタッパーに入れておく。
沖干し用の開き方はかなり適当にやっていますが、他の人がやって真似ているのでまぁ普通の方法だと思います。竹串はバーベキュー用の長いのと短いのを1セットずつ。これを内側に風が良く当たる様に、船上に張ってあるロープに掛けていく。
エンペラの裏とか、濡れている部分は乾きにくいので注意。冬なら良いけど、夏は気温が高い分、雑菌の繁殖も多く、ナマモノが痛みやすいからね。

とまぁ、そんな具合に釣っては干ししつつ沖上がり。途中、大きく場所を変えてからは2点3点と掛かる様になったので、そこそこ良いペースで釣れたかも。数えてみると、干したスルメが12枚、生スルメが10杯くらい居るから、まぁまぁかな?
これまでが釣れない釣行ばっかりだったから、殊更嬉しい。

スルメはしっかり焼くのが自分の好み。醤油とかマヨネーズとかで食べる沖干しはウマ~☆
ヤリイカの身も冷凍で少し残っているし、久々にスルメの塩辛でも作るかな?
ちなみにクロムツは塩焼きになりました。油トロトロでトロウマでありました。
  


Posted by テル某 at 00:11Comments(0)沖釣り