ひとつテンヤ☆デビュー@大原/板倉丸さん

テル某

2010年12月22日 23:56

“ここまで随分長かったなぁ?”

『思い立ったら即実行!』な事もあるけれども、『思い立ったが全然前に進まない』事もある。

だって、人間だもの テル某

その、思い立ったが全然進まなかった事、それがこの「一つテンヤマダイ」です。
釣りに関しては“結構フットワークが軽い”方のテル某ですが、何となく行く機会を逃してきた……というか、行く気にならなかったのは何故だろう??
多分、タックルが問題だったんだと自分なりに思ったりする。何が問題だったのか?
一応、貸し竿も用意されているだろうし、スピニングリールも多くあるので問題ない。
0.8号と0.6号のPEを巻いたリールに替えスプールも揃え、2.5~3.5号のフロロリーダーも随分前からきっちり結束して、半年前からスタンバイおkな状態だった。


◆大原の板倉丸さんに決めました
年末進行から解放され、釣り納めはヒラメに行く事が決まっていた12月中旬。なんとなく「ひとつテンヤにでも行くかなぁ」という気分に。
大原ではどこでも出船しているのですが、何となく見ていたブログに「板倉丸」さんの記事が。何となくですが決めました。

板倉丸さんは今期に始めたばかりの船宿さんで、いわゆる船宿ホームページは無し。現在はブログで釣果や予定を更新されている模様。

<板倉丸>
http://blog.ap.teacup.com/itakura-maru/


船はこの大きさです。一つテンヤで有名なき栄丸さんと同じ船体ですね。

電話で予定を聞いてみると、なんとヒラメとマダイのリレーで予約が入っていて、追加OKらしいので、自分1名追加でお願いする。
さてさてヒラメの道具も用意しなきゃなぁ。


◆大原港
さてさて、久々の大原港。前回は昨年末のショウサイフグ。一年ぶり…だっけ? いや来た気もするけど、ヒラメは久々。
板倉丸さんの船着き場は港の手前側、長福丸さんよりもさらに先に行って、天の清栄丸さんの釣具店の横を港に入った所です。
とりあえず、どの船か暗くて判らないので、車を停めてうろうろうろうろ…。それらしい方に声を掛けてみると、船長でした。

支度を終えて、同船の方とあれやこれやと話をしていると、すぐに出船に。まずはヒラメから狙うそうなので、竿と仕掛けの準備を行っておく。
それにしてもここのところ、寒さが一気に厳しくなり、メタル両軸リールが冷たくてしんどいですわ。同船の方に薄いゴム手袋を頂き、鰯のエサ付けがラクになりました。これ売ってないかなぁ?


◆久々のヒラメ釣り
さてさて、まだ暗いですがひと流し目開始。ポイントは浅く、15mそこそこ。オモリを着底してから1mほどタナを切って、手持ちでひたすらアタリを待つ。
うねりはそれほどでも無いけれども、波の影響を受けやすいミヨシに陣取っているので、棚ボケしない様に慎重に竿先を上下させる。アタリが無ければ底を取り直して、また1m上げる。
船長も何回か流し直し、ポイントも少しずつ変えていくが、まだ船中で揚がっていない様だ。
たま~にアタリらしきものもあるが、さてさて?
ふぅと息を吐きながら、底を取り直し、棚を切ろうとすると竿先がぐんっ! と入った。
「キタッ!」
今回もまた「釣れちゃったヒラメ」だが、まぁ結果オーライ。これが船中1枚目となった。
その後、ぽつりぽつりと上がるものの、後半戦へ。


◆いよいよ一つテンヤ
潮回りして、パラシュート・アンカーを投げ込み、いよいよ一つテンヤの開始。
ちなみにヒラメが釣りたい人はそのままヒラメ竿を入れている。ポイントは同じなのだそうだ。根回りなのかな??

さて、自分のタックルだが、エギングタックルをそのまま使いました。
『底を取って、フォールでアタリを取る』という性質が似ているのと、感度の良い細糸タックルはこれしか無かったからというのが正直な所。一応オールチタンガイドのモデルだし、86Mで柔らかめだし、まぁ悪くないチョイスだと思う。0.8号を210m巻いてあるので、高切れしても大丈夫。
ちなみにラインはナチュラムで売っているユニチカの『エギングスーパーPEⅡ210』。色分けが一応3色ですが、薄緑と蛍光緑の色分けが見にくいかな? でも着色ラインで5mマーカーもあるので、一応オススメしておきます。
興味のある方は文末にリンクしておきましたのでそちらをば(笑)

エビの付け方はシマノTV他、番組や雑誌記事の通りに適当に。
軽く放って投入するのはジギングの時のクセかな? パラシュート・アンカーで流しても、テンヤが軽いから、潮上に投げた方が誘いの時間を多めに取れる、というのもあります。
さて糸を多めに繰り出して、ゆっくりとフォール。10mほど糸を出した後は軽くサミングしながら、きちんと底を取れる様に、糸のアソビが少なくなる様に落とし込んで行く。

糸がふっと弛む。根掛かりしないように底を切ってから2mほどシャクリ上げ。少し止めてからフォール。すると竿先に“カリカリ”という様な感触が。
「?」
合わせて良いのか判らないが、何かが囓っている様にも思えるので、軽く聞き合わせ。しかし感触無し。そのままフォールしていると同じようなカリカリとした感触。フグか? と思いながらゆっくり合わせてみると竿先がガッガッガッと揺れる。先日行ったカワハギの様な感触、こりゃアレだ。
予想に違わずウマヅラ。外房はこいつが非常に多い。孫針だけどしっかり口にフッキングしてるのが良い感じ。親針にフッキングはスレじゃないと無理だな(物理的に)。
その後、更にウマヅラとベラも追加しながら何度か流し替え。こちらにはまだだが、本命がちらほらと。船長が釣っているのしか見えないが、参考にするとこんな感じ。
大きく誘い上げるのをやめて、1m半ほどピッとシャクって、あとはテンヤのフォールに任せる釣り方。タテのスラックジャークって感じで、変化があれば即アワセ。それとかなり軽いテンヤを使っていた。
2度の釣行を経た今なら判る、確かにテンヤやカブラは軽い方がアタリが出る。これは言われている通りだ。

さて、6号のテンヤで底を取って、上げるとガガッと竿を叩くアタリ。アワセられなかった。

「エサが付いていれば落とせば食ってくるよ」

とすかさず船長からのアドバイス。そのまま落とし込み…来るか……来るか……来ないかぁ?
あれ? 底に着いたかな? 糸が止まっているのでシャクリ上げると掛かった!!
どうやらフォール中に吸い込んだらしい。こういった「竿先に出ないアタリ」をラインの変化(糸が止まる、糸が走る等々)で見極めて掛けるのがこの釣りの醍醐味だろう。……って何かカワハギ釣り的な釣り方になってる!?

ぐんぐんぐぐぐぐーーーと竿先を叩く。軽いけどこれは鯛だろう。
ぐりぐりと巻き続け、海面に浮いてきたのはマダイ! やった、初マダイゲットだぜ!

その後、ハナダイやらウマヅラやらと遊びつつも、なんとかもう1枚マダイを追加して終了。
ウマヅラが餌を囓る“カリカリ”という感触は判ったし、ベラはどうやら食いついて泳ぐ感じ。どんどんデータを蓄積していって、自分なりの『釣り方』を作っていきたいです。


◆そして翌週、再度板倉丸さんへ
翌週の19日、前回は2枚で終わってしまったので、なんとかリベンジしようと連続で板倉丸さんへ。
タックルは前回と一緒。ただ、テンヤは軽めのものをメインにチョイス。前回根掛かりロストをした5号のテンヤと4号テンヤをメインにラインナップ。

今回の釣座は大トモ側。やった、揺れが少ないぜ! とか思っていたら今日はうねりが大きい。波はそんなに無いけれども、うねりがあると底を取るのが難しい。底が荒れてるんじゃないかなぁと思ったら、今日はどのポイントで流してもエサ取りが少ない。ウマヅラの猛攻もないし、根回りで元気なのはベラばかりなり。
でも釣っている人は小型ながらぽんぽんと釣っているし……。テンヤを重くしたり、軽くしたり、いろいろやってみたけれども、釣れずに本命無しで終了。


次回は乗っ込みの時に行くか? 少なくともコンディションの悪くない時に行きたいなぁ。
船長が「釣れなくて申し訳ない」って言っていたけど、こればかりは潮とか風とか、自然相手だから仕方ないですよ。

そういえば帰港中に事故があったとかで、板倉丸も現場に急行。なんと小型漁船(船外機船)がまっぷたつになっている。海の事故は初めて目の当たりにしたけれども、これだけ開けた所なのに衝突事故が起こる事があるんだと、少しショックを受けました。



というわけで本日の釣果……というわけでもなくて、船長が釣った分から頂きました



塩焼きサイズなのですが、1枚だけ刺身でいただきました。鯛のアラ汁はやはり格別です




次回は絶対にデカイのを獲るぞ~~!!





ユニチカ(UNITIKA) キャスライン エギングスーパーPEII210(フロートタイプ)

現在50%引きのエギングラインです。これなら水深50mで大鯛が掛かって120m引き出されてもまだ大丈夫! フロートタイプですが、トラブルの無さは折り紙付きです。
マーカーの配色は、色落ちするとライトブルーとライトグリーンが見分けにくいのが少々難点ですが、良いラインです。一つテンヤ専用ラインは各社が出していて、それぞれ高比重、低抵抗、編み方の違いやら工夫されていますが、ナチュラムで購入する事が多い方ならこのラインをチョイスに加えても良いと思います。おすすめ!



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