“今回の釣果や烏賊に??”
沖上がり13時だと、あと少しでも竿を出したくなるのが釣り人の性ってもんで。
というわけで、やはり行っていた4月6日(日)、沖釣り後のエギングです。
◎今日はなんとなく釣れるんじゃないかと
というわけで、レッツゴーヤーング!! 一路南房総方面へ。
その前に、スーパー・おどやでお買い物。今日は天気も良いので、やはり車出が多い。房総方面への観光客って、以前よりも随分増えている様な気がするのは気のせいじゃないと思うのですが。
おどやの屋上駐車場で測ってみると、東から強い風が吹いている(4m〜5mくらい?)。
となると、風裏は洲崎方面だが、あまり洲崎方面の漁港周りでは釣ったことないんだよなぁ。というか、車で停める場所があまりないので気後れするんです。あちらの攻略はまた後日の課題ということで。
とまぁ、そんなわけで、まずやって来たのは乙浜港。しかしいつも入釣している手前の突堤にはたくさんの釣り人の姿が。休日だし、良い天気だしまぁ、仕方ない。いつものことなので移動。
白間津方面は風を正面に受けるので除外。野島崎方面に行けば少しは風当たりも弱くなるだろうと西へ。
車窓より海を眺めていると、いつも磯師の方が入る場所が空いている。入釣しやすいけれども、エギングメンが入ってこない所がいくつかあるが、こういう所は磯では定番でもエギングでは穴場。抑えておいて良いけど、入釣する場合にはスパイク等安全装備は忘れずに!
早速一式を用意して入ってみる。現在午後4時前。5時に満潮なので、まだ潮は効いているはず。
沖へ向かってえいやっと投げてみる。しかし、南側に向かって投げているのに、東風に煽られて、大きく右へカーブを描いていく。一生懸命投げてみるが、やはり風に乗せて行く方が気持ちいい。
まずファーストエギは、定番の「ミッドスクイッドRV・金オレンジアジ3.5号SLOW+」。
しかし、全く反応が無い。しかも、スローシンキングなので、弧を描いたラインに引きずられてしまい、十分に沈んでいない様子。
しかも、手前に浅くなった藻地帯があって、4〜6回くらいシャクると、大抵藻に掛かってしまっていた。
◎そして45分、反応が無いまま
何度かエギチェンジして、小休止。頭の中には「今日は回遊が無いのか、それともベイトがいないのか?」という考えが浮かんでは消えていく。
目線を変えさせてみようかと選んだエギは、久々の出番の「アオリーQネオ」。シンカーとアイの形が独特で、良く飛び、バランスの良いエギの一つである。しかも沈降速度が遅め、ここがポイント。殆どシャロー専しか持ってきていない自分。特化してんなぁ。
エギチェンジしてから一通り、風上側から風下側へと探っていく。ラインが風で流れていくので、底が取りづらい。深さは水深10m+αと仮定し、着水より30秒。軽くラインを張って、鋭く2段シャクリに大きく1段シャクリを加えての3段シャクリ。軽くスラックジャークを加えて…。
と、手を替え、誘いを変えてみるが、無反応。今日はダメかなと思いつつ、
「最後の一投!」
どうせ
最後の一投がしばらく続くんだろうなと心の中で呟きつつ、3+1段シャクリ&フォールからのトゥイッチ+2段シャクリ、15秒沈めてから軽く煽ると竿に重み。
沈め過ぎてまた根掛かり? いやこいつは、
グイーーーーーン、グイーーーーーン
乗った!!
しかも、このジェットの間隔(グイーーーーーン、グイーーーーーン)は、
間違いない、
太平洋だ!!
ジェットの噴射でドラグがチリリ、チリリと鳴る。しかしそこはイカである。疲れて浮けばこっちのもん。随分沖目で水面に浮上するイカ。波が多少あるのでバラシに注意して、慎重に寄せてくると、キラキラと陽に当たって茶色に輝くアオリイカが姿を見せる。
「よっしゃっ!」
心の中で思わずガッツポーズ。
小さいと思ったので迷わず一気に抜き上げたが、予想外に重い。
こいつはキロあるのかどうか?? とりあえず、帰ってからの計量が楽しみである。
さて、何グラムでしょう??
◎帰りにはシーバスをば
そろそろ満潮時間である。南総特有の低い磯が広がる磯浜地帯まで来ると、そういえば今年はまだシーバスを一度も掛けていない事に気付く。初陸イカはこうして仕留めたし、2月にはヒラメも上がったし、シーバスも行けるかも?
波ッ気が無いので、当然サラシが出ている場所もない。なので、とりあえず漁港周りで入りやすい所へ。
チョイスするルアーは、潜らない水面直下攻略特化ミノー「タイドミノーリップレススリム」。座布団掛けたレッドヘッドではなく、今回のカラーは「スケールマイワシ」。タイスリ120で一番反応の良かったカラーでもある。
早速1投目。それにしてもリップレスミノーは良く飛ぶなぁ。TKLMも、ima裂波も、とにかく良く飛ぶので、広範囲に探るサーフの場合には本当に頼りになります。このロッド(ダイワ・ラブラックス86ML)のタックルバランスに合っているのかもしれませんが。
風下側に投げてみると、とにかく風に乗って飛ぶ飛ぶ凄い距離。普通のミノーだったら、こんなに投げたらフローティングでも1m以上潜ってしまうが、このリップレススリムだったらまず問題はない。
沈み根だらけのこの海を攻めるには頼りになる逸品である。
あれ? 何か掛かった??? という反応が。海藻が引っかかったのかもしれないし、岩の上を擦っていったのかも。
そして4投目。気持ちよく飛んでいくルアーに快感を覚えつつ、スローリトリーブで巻いていくと、竿先がぐぐっと引き込まれる。
よっしゃ、この引きは……
グイーーーーーン、グイーーーーーン
あれ?
グイーーーーーン、グイーーーーーン
ひょっとして?
グイーーーーーン、グイーーーーーン
アオリイカ……ですか??
YES!YES!YES!(※イカ略)
いやはや、カンナを持たないミノーでもアオリイカ釣れるんじゃないかと思った事もあります。
でもこうやって釣れてしまうと、さすがにすごいね、びっくりだね!
長い触腕一本で、トリプルフックに掛かってしまったアオリイカ君
アップ。しっかりぶすっと掛かってます
しかも、ここはゴロタと言えどもサーフだし。
波に合わせてアオリイカをずり上げるなんて、始めてだわい。
静岡のドン深サーフでは、手前まで回遊してくるので、結構サーフ・エギングが成り立つと聞いていますが、さすがに房総のサーフ・エギングは聞いたことが無い。
もしかすると、房総のアオリマスターは人知れぬ場所でサーフ・エギングをやっているのかも知れませんが…。
通常、皆さんが入釣するポイントは、漁港や堤防だと思います。
というわけで、
『ある程度アオリ回遊のファクターがあるのならば、サーフでもエギングが成り立つ!!』
…たぶん(笑)
ちなみに、ほぼ満潮。
ある意味、逆転の発想なのかもしれない。
沖に磯があり、藻が繁茂している所ならば、このクラスのアオリは回遊してくる可能性がある!
今回の釣果は、一つの証左と言えよう。
兎にも角にも、一度車に戻って、撮影して締めてクーラーに入れてキープ。
『釣りには、まだまだ俺の知らない世界がある』
ということを実感させてくれた一日でした。
◎リザルト!
家に戻って、早速計量〜☆
今日のアオリはどんなもんかな〜☆
1)アオリイカ、先に(まともに)釣った方
1,000g
よっしゃ、初陸エギングで
キロアップ、ゲットだぜ!!!
2)タイドミノーリップレススリムで釣った方
950g
惜しいっ!!
まだ、キロアップを複数掛けた事無いですし。というか、一匹でも釣れると途端に釣テンション下がって、さっさと帰って料理したくなるのはあるかも。
◎アオリ春シーズン、期待して良いですか!?
先週は渋かったけれども、今週はこういった感じでなかなか良い結果となりました。
エギングの滑り出しも好調で、いよいよ本格的に明けた(と思われる)春アオリシーズン。皆様も期待されているのではないでしょうか。
本格的なシーズン・インとなる
5月、最盛期の
6月、まだまだ行けるぜ
7月と、とにかく楽しみです。あとはまたエギを一式揃えないとなぁ、ロッドも新調したいし、ラインも巻き替えしようかな?
俄然行く気がモリモリと湧いてきたテル某でありました。
<本日の釣果>
アオリイカ 2杯(
1kg,950g)